時代とともに言葉は変わるもの。2020年も、いろいろな流行語が登場しています。しかし、いつの世も流行語は年代が違うと「何を言っているのかさっぱりわからない」ということも。そこで、年代ごとの流行語や認知度について調べてみました。
◆Topics◆
1.10代が使っている、流行語ランキング!2.10代の流行語、親世代や各年代にどのくらい通じる?
3.「タピる」はもはや過去?!以前流行った印象的な流行語。30-40代には懐かしの言葉も!
1.10代が使っている、流行語ランキング!
2020年4月時点で、10代に『ふだん使っている流行語』を聞いたところ、「それなー」「詰んだ」「陽キャ/陰キャ」などが上位にランクインしました。一時期流行した「タピる」は上位にはランクインせず。若者の流行はどんどん新しいものへと変化していくようです。
若者ことばは、略語で短く、響きがかわいいものも多いですね。SNSなどの会話のやりとりも自然と盛り上がるのかもしれません。
2.10代の流行語、親世代や各年代にどのくらい通じる?
「それなー」は、各年代で半数以上の人が意味を理解できるという結果に。
「じわる」「エモい」「〇〇み」は、各年代で3割以上の人が知っている様子。ただし、正しく理解しているかはわからないので、少し意味を説明しながら話したほうがいいかもしれませんね!
「詰んだ」「陽キャ/陰キャ」「ぴえん」「尊い」は、各年代で2割以上の人が知っていますが、親世代(40代)かそれより上の世代では知らない人のほうが多いようです。もし40・50代の人と話すときは注意しましょう。
「あっ… (察し) 」「えぐいて」「レベチ」は20代には通じるが30代以上には通じない可能性が高いという結果になりました。
皆さんはどのくらいわかりましたか?
3.「タピる」はもはや過去?!以前流行った印象的な流行語。30-40代には懐かしの言葉も!
以前に流行っていた言葉で印象的だった流行語についても聞いてみました。
年代別の傾向を見てみましょう。
[10-20代]
10-20代では、2017年に流行った「卍」「マジ卍」が多くあげられていました。流行っている時期も長い印象があり、覚えている人が多いのではないかと推察されます。
また、10代 は「草」「エモい」 、20代 は「KY」や「どんだけ」。
ちなみに「草」は、ネット上で「笑」を意味する「W」が草のように見えることに由来しているとのこと。若者に人気のまとめサイトや2ちゃん用語が形を変えて色々な世代に回っていますね。
ちなみに「草」は、ネット上で「笑」を意味する「W」が草のように見えることに由来しているとのこと。若者に人気のまとめサイトや2ちゃん用語が形を変えて色々な世代に回っていますね。
[30-40代]
30代 の印象に残っているのは「激おこぷんぷん丸」。ギャル語として流行し、「2013 ユーキャン新語・流行語大賞」にもノミネートされました。
30-40代の「チョベリグ、チョベリバ」 もギャル語ですね。「超very good/bad」という、ある意味覚えやすい言葉でした。「MK5(マジで切れる5秒前)」もよく使われてましたね^^
40代では、さらに「だっちゅーの」を挙げる人も多かったです。お笑い芸人のネタが流行語になるケースも多く見受けられます。
40代では、さらに「だっちゅーの」を挙げる人も多かったです。お笑い芸人のネタが流行語になるケースも多く見受けられます。
[50代]
50代は「ナウい」が多く見られました。このあたりになると、さすがに昭和の空気を感じます。今(now)風のという意味の「ナウい」、対義語である「ダサい」のほうは、不思議とまだ生き残っているようです。
なお、数年前にはやった「〇〇なう」という、「今ここにいるよ!」「今これしてるよ!」というSNS時代ならではの「ナウ」とはまるで意味が違います。隔世の感がありますね。
「うーん、わからない…」「いやー、懐かしい!」いろんな声が聞こえてきそうな今回の結果、いかがでしたか?自分では使わなくても、知っていれば意外な人とのコミュニケーションに役立つかもしれませんね。
【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~59歳の男女
実施時期:2020年4月23日~27日
有効回収数:5250サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック【調査データの引用・転載について】
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