今やスマホさえあれば外出先や移動中など、どこでも音楽を楽しめる時代。YouTubeで好きなミュージシャンのミュージックビデオを見たり、配信サービスで音楽を聴いたりできます。イマドキの高校生たちは、音楽をどのように楽しんでいるのでしょうか?全国の高校生に聞いてみました!

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◆Topics◆

1.9割弱の高校生が、ほぼ毎日音楽を聴いている
2.動画サイトの無料視聴で音楽を聴く高校生が多数。JKの5割弱はCDを買って聴いている!
3.有料の音楽配信サービスはなにを使ってる?「LINE MUSIC」が人気!
4.JK・DKで違う?高校生が好きなミュージシャンは…


1.9割弱の高校生が、ほぼ毎日音楽を聴いている


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まずは高校生たちに「ふだんどのくらい音楽を聴いていますか?」という質問をしてみました。すると「毎日、聴いている」と答えた人は60.7%と約6割にも。さらに、「ほとんど毎日、聴いている」が25.7%、「たまに聴いている」が10.9%と、合わせると97.4%!ほとんどの高校生が音楽を聴いていることがわかりました。”毎日”もしくは”ほとんど毎日”音楽を聴くというヘビーリスナーは、全体の9割弱。高校生にとって、音楽を聴くことは、生活の一部となっているようですね。

2.動画サイトの無料視聴で音楽を聴く高校生が多数。JKの5割弱はCDを買って聴いている!

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では、高校生たちはなにで音楽を聴いているのでしょうか?「ふだん音楽をなにで聴いてる?」と質問したところ、JKでは8割近く、DKでも7割以上が「動画サイト(無料)」と答えています。最近のミュージシャンの中にはYouTube等の”動画配信サービス”を利用して楽曲配信を行う人も多く、気になるミュージシャンや楽曲があると、まず動画サイトでチェックするというのが主流なのかもしれません。

注目したいのが「CDを購入する」というJKが48.2%と、DKの倍近くもいることがわかりました。CDを手元に置いておきたいというのはもちろん、CDを購入すると特典がついてくるケースや、CDでしか聴けないミュージシャンや曲もありますよね。そういった点も購入動機につながるかもしれません。非売品のポスターやリーフレットなどは、“お気に入りのミュージシャンのものなら手元に保管しておきたい”、そんな気持ちもあるのかもしれません。

いつでもどこでも手軽に音楽を楽しめる「音楽配信サービス」は、無料のものの人気が高くJKで43.7%、DKで50.3%の人が利用しているという結果に。一方、定額制の有料の音楽配信サービスでは、JK・DKともに2割前後にとどまっています。無料で聴けるものを中心に楽しんでいる人が多いことがわかります。


3.有料の音楽配信サービスはなにを使ってる?「LINE MUSIC」が人気!


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音楽配信サービスは無料のものを利用している人が多かったものの、楽曲の豊富さなどの魅力がある、有料の音楽配信サービス。利用している高校生たちに、なにを使っているか聞いてみました。
すると、JK・DKともに「LINE MUSIC」を利用している人が約4割とトップ。2位は「AppleMusic」、3位は「Amazon Prime Music」、4位は「Spotify」という結果になりました。JKと比べてDKでは、2位~4位までいずれも2割を超えています。各配信サービスによって配信されている楽曲や機能が異なるため、DKはそれぞれ自分に合ったものを使っているのかもしれません。


4.JK・DKで違う?高校生が好きなミュージシャンは…

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JKでは韓国アイドルやジャニーズが、DKはバンドが多くランクインする傾向がありました。2020年5月時点の調査で、JK・DKともに共通して人気があるのは「嵐」「米津玄師」「Official髭男dism(愛称はヒゲダン)」。楽曲のジャンルや雰囲気は異なりますが、JKからもDKからも支持されています。

JKに人気のミュージシャンでは、1位、7位、8位、10位にジャニーズがランクイン。5位には、男女混成バンドである「Mrs. GREEN APPLE」もランクインしています。 DKで1位の「LiSA」は、パンチのある歌声が人気の女性ミュージシャンです。テレビアニメ「鬼滅の刃」のオープニングテーマにもなっている「紅蓮華」が大ヒットしました。2位には僅差で「Official髭男dism」がランクイン。ドラマの主題歌にも多く使われています。4位に入っている「ヨルシカ」は、2017年に結成された男女2人組のユニットで、ボカロPのn-bunaが結成したバンドとしても話題になりました。


いかがでしたか?令和高校生に人気のミュージシャンは、ジャニーズ、実力派バンドなど様々な顔ぶれでしたね。「これ、ちょうど文化祭の頃に、はやっていた曲だよね」と、イベントや思い出と一緒に記憶に残るのも音楽の魅力です。毎日の生活のふとした瞬間に、メロディに癒やされたり、歌詞に勇気づけられたりする人も多いのではないでしょうか。お気に入りの音楽とともに、青春真っ盛りの高校時代を楽しんで過ごせるとよいですね!

【調査について】

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:高校1年生~3年生 男女
実施時期:2020年5月27日~28日
有効回収数:1042サンプル

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