生活をする上で欠かせないお金の管理に必要なのが銀行口座。多くの人は、社会人になる前に家族に作ってもらった口座と、社会人になってから自分で作った口座、複数の銀行口座を持っているのではないでしょうか。そこで、ちょっと気になるみんなの”はじめての口座”について調べてみました。

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◆Topics◆

1.はじめて作ってもらった口座は、「ゆうちょ銀行」が圧倒的
2.はじめての自分で作った口座では、20代は「都市銀」、30代以上は「地銀」が増加

1.はじめて作ってもらった口座は、「ゆうちょ銀行」が圧倒的

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「はじめて作ってもらった自分名義の預金口座はどこですか?」と聞いたところ、全年代で、はじめての口座は「ゆうちょ銀行」が多いという結果に。次に多いのは、「地方銀行」、次いで「都市銀行」となりました。ゆうちょ銀行は都市や地方に限らず、全国に窓口とATMがあるのが特長なので、作られやすいのかもしれませんね。

例えば、子どもが進学のために上京をしても「ゆうちょ銀行」であればそのまま利用することができる、と考える親御さんも多いかもしれません。生活に身近な存在である”郵便局”で口座を作成できるという安心感も、人気の理由なのではないでしょうか。

2.はじめての自分で作った口座では、20代は「都市銀」、30代以上は「地銀」が増加

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次に「はじめて自分で作った自分名義の預金口座はどこですか?」と聞いてみました。
10代のみ「ゆうちょ銀行」が3割を超えて最も多い結果に。20代以降になると「都市銀行」「地方銀行」の割合が増加していることがわかります。これは、アルバイト先や就職先から、都市銀行や地方銀行を給与振り込みの指定口座とされることに関係がありそうですね。また、30代以降では「地方銀行」が若干多い傾向が見られます。

「地方銀行」とは一般社団法人全国地方銀行協会の会員である銀行を指します。「都市銀行」は、東京や大阪などの大都市に本店を置いて全国展開している銀行のことで、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行の5行を指します。

「ネット銀行」は、はじめて作ってもらった自分名義の口座ではほぼゼロに近い結果でしたが、自分で作った口座では一定数いることがわかりました。特に10代は5.1%、20代では5.5%と、若い世代にはネットで口座が作れる手軽さが浸透しつつあるのかもしれません。

家族に作ってもらった”はじめての口座”は思い出深いもの。子どもの頃に、お年玉を自分の口座に貯めた経験がある人もいるのではないでしょうか。社会人になると、自分で口座を作る機会が増え、複数の銀行口座を持っているのも珍しくありません。あなたの”はじめての口座”はどこでしたか?今もその口座は使っていますか?ご自宅の引き出しを整理していて、最近は使っていない昔の通帳を発見する、なんてこともありますよね。懐かしい口座からいまよく使う口座まで、口座はみなさんの生活にとってなくてはならない、大事なものですね。


【調査について】

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~59歳の男女
実施時期:2020年5月18日~20日
有効回収数:5252サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック

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