ステイホームや外出自粛などで「断捨離」も話題になりましたが、実際に使わなくなったもの、中古品などを売ったり買ったりする人はどのくらいいるのでしょうか? また、リサイクルショップ、フリマアプリなどどのように売り買いしているのか、調べてみました。


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◆Topics◆

1.「売るとき」「買うとき」どちらも一番使われているのは「中古品・リサイクルショップ」
2.何を売っている? 男性1位は「書籍」、女性1位は「洋服」

1.「売るとき」「買うとき」どちらも一番使われているのは「中古品・リサイクルショップ」


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不用品・中古品を売ったことがある人は全体で約8割、買ったことがある人も約7割という結果に。多くの人が不用品・中古品の売り買いを経験していることがわかりました。 では、売り買いをする際は何を使っているのでしょうか?

「売るとき」の1位は「中古品・リサイクルショップ」で53.8%、2位が「フリマ/オークションアプリ・サイト」で37.0%、3位が「友達知り合いなどと直接やりとりして」11.4%でした。 一方「買うとき」の1位は、売るときと同じく「中古品・リサイクルショップ」が47.7%、2位も同じく「フリマ/オークションアプリ・サイト」で39.4%、3位は「中古品・リサイクル品の通販サイト」で12%。違いとして、「売るとき」は実店舗がやや多い傾向があり、「買うとき」はネット利用が好まれる傾向がみられます。

次に性別・年代別の傾向を調査しました。「売るとき」について、男性10代では僅差で「フリマ/オークションアプリ・サイト」が1位。女性の10代は「中古品・リサイクルショップ」と「フリマ/オークションアプリ・サイト」がともに1位。20代は「フリマ/オークションアプリ・サイト」が1位となりました。「買うとき」については、男性は全世代で「中古品・リサイクルショップ」が1位。一方、女性は10代から30代で「フリマ/オークションアプリ・サイト」が1位でした。女性の20代は「売るとき」も「買うとき」も「フリマ/オークションアプリ・サイト」を利用している人が多いということがわかりました。

また、男女ともに30代以下は「フリマ/オークションアプリ・サイト」での売り買いが選択肢として定着しているようです 。40代以降は男女ともに「フリマ/オークションアプリ・サイト」よりも実店舗の「中古品・リサイクルショップ」を利用することが多いようですね。


2.何を売っている? 男性1位は「書籍」、女性1位は「洋服」


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不用品・中古品などで、売ることが多いものを調べてみたところ、男性1位は「書籍」34.6%、2位は僅差で「ゲーム(ゲーム機本体・ソフトなど)」33.8%、3位は「漫画」30.0%、以降「洋服」27.8%、「音楽(CD、レコードなど)」24.6%と続きます。 女性の1位は「洋服」58.4%で、2位の「書籍」37.5%と差が開いています。3位は男性と同じく「漫画」25.7%、以降「靴・かばん」23.5%、「音楽(CD、レコードなど)」21.2%という結果となりました。さらに、6位以降は男女に差が出ています。男性は「家電・スマホ・カメラ」や「スポーツ用品」がランクインし、女性は「文具・雑貨」や「インテリア・住まい・小物」などの日用品がランクインしています。

性別、年代別に見ると「ゲーム」は男性10代から40代までで1位という結果に。ゲームをクリアしたら売ってしまい、次の新しいゲームを買うという人が多そうですね。女性の1位「洋服」は20代から50代まで1位ですが、女性10代のみ僅差で「書籍」が1位。学生のうちは、勉強のために書籍をよく利用することが関係していそうですね。


今回の調査結果では、年代や性別に関係なく積極的に中古品を「売るとき」・「買うとき」に実店舗の「中古品・リサイクルショップ」や「フリマ/オークションアプリ・サイト」などを活用していることがわかりました。自分では不用となってしまったものでも、ほかの誰かの役に立ったらうれしいですよね。外出がしづらい今年の夏は、思い切って断捨離をしてみてはいかがですか?


【調査について】

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~59歳の男女
実施時期:2020年6月9日~10日
有効回収数:5252サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック

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