8月31日は「野菜の日」。「8(や)」「3(さ)」「1(い)」の語呂合わせから、全国青果物商業協同組合連合会をはじめ9団体の関係組合が、昭和58年(1983年)に定めました。野菜は種類が豊富にありますが、中には苦手な野菜がある人もいるのでは。そこで今回は、苦手な野菜、苦手だったけれど食べられるようになった野菜について調査しました。

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◆Topics◆

1.苦手な野菜TOP3は味にクセのある野菜がランクイン
2.食べられるようになった野菜TOP3は「ゴーヤ」、「セロリ」、「ピーマン」


1.苦手な野菜TOP3は味にクセのある野菜がランクイン


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まず野菜が好きかという質問をしてみたところ、グラフにはありませんが約8割の人は野菜が好きということがわかりました。野菜が苦手という人は少数派で、年代が高くなるほど「好き」の割合が高くなる傾向がありました。

上記グラフは、「苦手な野菜」の上位15位を抜粋したものになります。 TOP3は、「セロリ」、「ゴーヤ」、「春菊」という結果に。この3つは苦味や青臭さなど独特の味わいがあるので、苦手な人が多いのかもしれませんね。4位以降に「モロヘイヤ」、「グリーンピース」、「カリフラワー」と続きます。

年代別に見てみると、10代と50代で大きく差が出ています。「ゴーヤ」、「春菊」、「アボカド」、「ししとう」、「しいたけ」、「なす」などは10代では苦手な人が多いようですが、50代では苦手と回答した人の割合は少なくなっています。特に「ゴーヤ」や「ししとう」は苦味が強い野菜なので、10代が苦手と感じるのも納得できます。一方で「モロヘイヤ」は、全年代であまり差が出ていなく、どの年代の人も苦手と感じるようです。1980年代頃から知名度が高まってきた「モロヘイヤ」は栄養価が高く夏が旬の野菜。クセは少ないといわれていますが、刻むと独特のぬめりがあり、食感が苦手な人が多いのかもしれません。


2.食べられるようになった野菜TOP3は「ゴーヤ」、「セロリ」、「ピーマン」


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子どもの頃は苦手だった野菜も、大人になって食べられるようになることは珍しくありません。「小学生・中学生の頃に食べられなかったが、今では食べられるようになった野菜はありますか?」と聞いてみました。 総合TOP3は「ゴーヤ」、「セロリ」、「ピーマン」という結果でした。以降「春菊」、「なす」「ししとう」と続きます。一方、4割弱の人は残念ながら食べられるようになった野菜がないままという結果となりました。

総合1位の「ゴーヤ」、2位の「セロリ」や「春菊」、「とうがらし」、「モロヘイヤ」は30代以降に食べられるようになった割合が増えています。これらの野菜は年代が上がってから克服できる野菜といえそうです。サラダやお鍋の常連野菜である「セロリ」や「春菊」などの香りが特に強い野菜は、子どもにとっては苦手な香りでも、大人になるとその香りと味わいがクセになってしまう人もいるのではないでしょうか。 また、子どもの苦手な野菜の代表格「ピーマン」は、どの年代でも上位にランクイン。克服するタイミングは人それぞれといえそうです。「なす」については、10代20代で克服している人が多い様子。


野菜が嫌いな人は少数派なものの、苦手な野菜は人それぞれあるようですね。子どもの頃は苦手だった青臭さや苦味も、大人になってから初めておいしさがわかるようになることも。野菜は調理方法や味付けによって食べやすさが変わるのが魅力の食材です。工夫をして、たくさん野菜を食べたいものですね。


【調査について】

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~59歳の男女
実施時期:2020年7月16日~17日
有効回収数:5252サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック

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