学校生活で人間関係を左右するのが、教室での座席。友だちや好きな人と近くの席になりたい!先生から見えにくい位置がいいな…席替えはハラハラ・ドキドキが止まらない、クラスの一大イベントともいえます。今回は、イマドキ高校生に人気の座席をリサーチしました。

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◆Topics◆

1.席決めの方法は「くじ引き/あみだくじ」が圧倒的に多い
2.座りたい人気の席は、先生からなるべく遠い後ろの席!
3.座りたくない席はやっぱり前列が多め。黒板の見やすさもポイント


1.席決めの方法は「くじ引き/あみだくじ」が圧倒的に多い


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まずは「ふだん、学校の教室での席はどうやって決めていますか?」という質問をしてみました。すると「くじ引き/あみだくじ」が約7割で堂々の1位。最も多い席の決め方であることがわかりました。くじ引きならみんなが納得する公平性がありますし、文句の言いようもありませんね。くじ引きをした後に、個人間で相談して席を交換するというのもよくあることだとか。

2位は「出席番号順」で約2割。これは入学式の直後やクラス替え後の初登校日などに仮の席順として、または定期テストのときによく取り入れられる方法です。3位以降は「先生が決める」「名前の、あいうえお順」「視力順」と続きます。ほかにも、少数ですが「席替えアプリで決める」、「成績順」という回答も。



2.座りたい人気の席は、先生からなるべく遠い後ろの席!


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次に「学校の教室で、あなたが1番座りたい席はどこですか?」という質問をしてみました。全体的に、人気の席は後ろ側に集中。人気No.1の座席は「5番」でした。後ろと左側に人が居なく、窓の外の景色が見えることからリラックスできると人気のよう。「窓ぎわで授業に集中できるから」、「収納棚に近く、席を立たずとも後ろの荷物が取れるから」といった声や、「青春席と呼ばれているから」という声も。青春席というのは、窓から好きな子が授業を受けている様子が見られたり、昼休みに外で遊んでいる様子が見られたりということから、そのように呼ばれているようです。

第2位は窓側の後ろから2番目の「4番」の席。1番後ろではないため、提出物の回収などをしなくて済む、一番後ろよりも注目されない、といった程良いゆるさが人気のよう。第3位は「10番」で、一番人気「5番」の右隣りの席です。「授業で当たる確率が低いから」といった声がありました。先生の位置からは死角なのでしょうか?実際の感覚値としてそういう傾向があるようです。第4位の「25番」の席は、後方の出入り口に最も近い席。「他クラスの人と話しやすいから」、「窓側は日に当たって日焼けをするから廊下側がいい」といった声がありました。紫外線が気になる人にもおすすめの席といえます。第5位の「9番」の席は、窓に近く友だちに囲まれれば居心地がよい席といえそうですね。先生からのほどよい距離も人気の理由のようです。



3.座りたくない席はやっぱり前列が多め。黒板の見やすさもポイント


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「学校の教室で、あなたが1番座りたくない席はどこですか?」という質問もしてみたところ、黒板に近い前の方の席が不人気という結果に。中でも最前列のど真ん中「11番」の席は、約6割が座りたくないとダントツで不人気ということがわかりました。この席は、DKよりもJKの方が座りたくない理由を挙げている人の割合が多く、特にJKからの人気がない様子。「先生の目の前で緊張する」、「後ろにたくさん生徒がいて居心地が良くない」といった声が多数寄せられました。

第2位は「21番」で、前方の出入り口に最も近い席です。「教卓に近く、斜めで黒板が見づらい」、「人が通るのが見えて落ち着かない」といった声が。第3位の「13番」は教室のど真ん中の位置にある席。「身動きが取りにくいから」、「順番に答えてもらうときにいろんな角度から回ってくる」など、真ん中の席ならではの悩みがあるようですね。第4位は「1番」で、窓側ではあるものの最前列というところが、人気のない理由のよう。2位の「21番」と共通して、角度的に黒板が見づらいのも不人気の理由といえます。 また、人気の席4位にランクインしていた「25番」は、座りたくない席の第5位にもランクインするという興味深い結果に。後ろの方は騒がしい、黒板から遠いといった理由から、勉強に集中したい人に人気がないようです。


高校生にとって、一日の大半を過ごす教室の座席は学校生活の気分を左右してしまうほど重要なもの。人気の席にも不人気の席にも理由があり、みんなさまざまな思いを抱えていることがわかりました。次回の席替えでは、お気に入りの席をゲットできるといいですね!


【調査について】

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:高校1年生~3年生 男女
実施時期:2020年8月11日~8月12日
有効回収数:1042サンプル

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