◆Topics◆
1.ケンカするほど仲がいい?ささいなことで始まるケンカ2.ケンカもするけど、兄姉は頼れる大きな存在!
3.思い通りにならない弟・妹…でも大事な存在
4.兄姉、弟妹がいてくれて良かった!みんなの声を紹介
1.ケンカするほど仲がいい?ささいなことで始まるケンカ
「兄姉・弟妹とどのようなことでケンカしますか?」という質問をしたところ、全体的にみるとケンカの原因で最も多いのは「生活態度」でした。一緒に生活するうえで、いちばん目についたり気になったりしてしまう部分なのかもしれません。その他の上位に、「いたずら・ちょっかい・からかい」「音量・騒音」がランクイン。日ごろのの態度に加えて、からかったり/ちょっかいを出されたりして、ケンカになったり、テレビや音楽、ゲーム、電話などの音がうるさい・気になる、ということもケンカのきっかけになっているなるようです。テレビや音楽、ゲーム、電話などの音がうるさい、ということでケンカになることもあるようです。
「生活態度」は長男長女でも1位で、約4割と特に多い傾向がありました。弟妹の生活態度を気にしている様子がうかがえます。いちばん年齢が上ということで、下の年齢の面倒を見ることも自然と多くなる長男長女。ついつい、弟妹の様子が気になってしまうのかもしれませんね。 「話し方・言葉づかい」や「家族への態度」は、長男長女・真ん中っ子の方が末っ子よりも多く、真ん中っ子では「そうじ・片付け・整理整とん」や「たのみごと・たのまれごと」「ものの貸し借り」が長男長女・末っ子よりも多い結果となりました。真ん中っ子は、兄姉から弟妹の世話を頼まれたり、弟妹からもなにかと頼まれごとをしたりしてしまう、いわゆる真ん中ならではの板挟みシーンも多いのかもしれませんね。
また、真ん中っ子、末っ子など下の子になるほどケンカの原因が「特にない・わからない」という回答が多い傾向が。長男長女はケンカの原因がはっきりしていても、弟や妹の側からみると、理由がよくわからないまま注意されたりケンカになったりしている、なんてこともありそうです。「なぜか兄や姉が怒っている・・・」、そんな心境なのかもしれませんね。
2.ケンカもするけど、兄姉は頼れる大きな存在!
次に真ん中っ子または末っ子のJK・DKに「兄・姉はあなたにとってどんな存在?」という質問をしてみたところ、JK・DK共に「頼れる」「大事な存在」という回答がTOP2にランクイン。全体的に、JKの方がDKよりもさまざまなイメージをたくさん持っている傾向でした。「頼れる」「大事な存在」と思っている割合が多いほか、「尊敬」「大人」「目標」「お手本」など、兄や姉をリスペクトしているJK・DKが多いことがわかりました。真ん中っ子や末っ子にとって、兄や姉は“身近にいる憧れの年上”なのかもしれませんね。さらにJKの回答には「親友のような存在」「絶対の味方」という回答も上位にランクイン。いつも自分の味方でいてくれる、自分を理解してくれる、JKにとっては兄・姉はそんな存在でもあるようですね。
3.思い通りにならない弟・妹…でも大事な存在
今度は長男長女や真ん中っ子であるJK・DKに「弟・妹はあなたにとってどんな存在?」という質問をしてみたところ、TOP2は「いうことを聞かない」、「大事な存在」という結果に。3位はJK・DK共に「逆らってくる」がランクイン。4位以降は、「かわいい」、「ずるい」、「守りたい」といった回答がランクインしました。弟・妹の存在は、全体的に、「いうことは聞かない」けど「大事な存在」、「逆らってくる」けど「かわいい」など、いろいろな感情が入り混じるという興味深い結果となりました。いうことを聞かないし逆らってくるから、ケンカをしたり文句を言ったりしても、自分よりも年下の弟や妹は、かわいくて守りたい大切な存在のようです。
また、兄姉に対しては「頼れる」が1位でしたが、兄姉が「自分を頼ってくれている」と思っている回答は7位と、少しギャップがある結果になりました。弟妹の尊敬や頼りにしている気持ちは、ふだん言葉や態度では出ていないけれど、でも実は心の中では頼りになる存在ということが、兄・姉からはなかなかわからないものなのかもしれません。
男女の違いとしては、JKは年下の弟・妹に対して「親友のような存在」という親しみを持つ割合が多かったのに対し、DKは「傷つけたくない」という回答が10位にランクインしました。
4.兄姉、弟妹がいてくれて良かった!みんなの声を紹介
最後に「兄姉、弟妹がいて良かったこと」について質問してみると、さまざまな回答が寄せられました。
長男長女は、弟や妹がいることで意見がぶつかったり、ケンカをしたりすることはあるものの、「成長する様子を見続けることができる」や「ライバルが近くにいると思える」といった声が。一緒に生活をすることで、すぐ側で成長を見届けられたり、お互い刺激をしあえたりすることに良さを感じているようです。
上と下にはさまれている真ん中っ子は、「勉強を教えあったり、ものを貸し借りできる」、「兄はよく一緒にゲームをしてもらったし、弟はとにかくかわいい」といった声が寄せられました。兄姉からは勉強を教えてもらえたり、物を貸してもらえたりする一方、弟妹には教えてあげる立場になり、かわいがることもできる。上と下、それぞれの経験ができるという点に良さを感じている人が多いようです。
末っ子は、「交友関係が増える」や「上を見て育つから、こうしたら失敗するというのがわかる」といった声が。兄姉のおかげで交友関係が広がり、先に経験していることを見て自分の参考にできるため、上がいてよかったと感じている人が多いようですね。
さらに、兄姉・弟妹が居ないJK・DKにも「一人っ子で良かったことは?」という質問をしてみました。一人っ子は兄弟がいない分、自分のペースで生活できる、実際の生活スペースも広め、ケンカも少ない、そんなことがよかったこととして感じられていますね。「自分の部屋が広い」、「自分のペースで行動できる」といった声のほか、「ものの奪い合いがない」、「お下がりがない」といった声もありました。
頼れる兄や姉がいる人、かわいい弟や妹がいる人。自分のペースで行動できる一人っ子…それぞれ異なる立ち位置でさまざまな思いを抱えていることがわかりました。兄姉・弟妹が居る人は、ケンカなどわずらわしい瞬間もあるかもしれませんが、家族そろって過ごせるのは社会人になるまでの限られた時間かもしれません。家族との時間を大事にしたいですね。