2020年7月から、プラスチックごみの排出抑制を目的にはじまったレジ袋の有料化。買い物の際に、エコバッグを持参している人もよく見かけます。今回は、実際にエコバッグを使っている人はどれくらいいるのか調べてみました。

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◆Topics◆

1.エコバッグを利用している人は全体で8割弱、女性の方が利用率が高い
2.ごみを捨てるときのごみ袋は有料・無料どちらも使われており、無料時代にためた袋を使っている人も


1.エコバッグを利用している人は全体で8割弱、女性の方が利用率が高い


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「普段の買い物で、買った品物は何バッグに入れますか?」と質問したところ、「持参したエコバッグ」を使うと回答した人は全体で8割弱。エコバッグの使用率は非常に高いことがわかりました。次に多かったのが「エコバッグではない普段のバッグ」で約3割。年代が低いほど普段のバッグを使用している割合が多いようです。また、「袋に入れず手持ち」という人も約3割いました。ほかにも少数ですが、マイバスケットや段ボール、風呂敷などを使用しているという人も。

男女別に見ると、女性の方がエコバッグの使用者が多く、30代以上では9割以上の人がエコバッグを使っていました。女性は、色柄デザインが豊富なエコバッグを楽しんで使っているのかもしれませんね。

一方男性は、「袋に入れず手持ち」する人が多い様子。女性も10代・20代は多い傾向がありました。コンビニなどで、ドリンクやお菓子などのちょっとしたものなら、手持ちで済ませてしまっているのかもしれませんね。また、「有料レジ袋をその都度買う」人の割合も男性の方が多くなっています。

男女共通して、年代が高くなるほどエコバッグの使用者が増加する傾向が見られました。 少数派ですが、女性の若い年代では「無料でもらえる袋(お弁当袋や買い物の包装袋)など」を活用している割合が高い傾向があります。エコバッグは持っていないけれど、なるべくリサイクルしエコを意識している…そんな様子がうかがえます。


2.ごみを捨てるときのごみ袋は有料・無料どちらも使われており、無料時代にためた袋を使っている人も


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普段の買い物ではエコバッグを使っている人が多いようですが、家庭ごみを捨てるときに使っている袋はどうしているのかについても調査をしました。

全体では、有料の袋・無料の袋も両方使われているようです。ただし、男女別では違いが出ており、男性の方が有料のごみ袋やレジ袋を使っている結果に。これに対して、女性は有料のごみ袋も使っていますが、「無料時代にもらったレジ袋」も6割弱の人が使っています。女性は全年代で利用している割合が高い結果になりました。

次に有料、無料の袋を種類別に見ていきましょう。 有料の袋では、「レジで買った有料のレジ袋」が全体で約2割に対し、「有料のごみ袋」を使用している人の割合が全体で約6割と圧倒的な差がありました。レジ袋は比較的小さいので、購入するのならば使用用途を考慮してサイズのバリエーションが豊富な有料のごみ袋を選択する、ということかもしれません。

その他、無料の袋では、「買い物でもらった紙袋、ビニール袋」を活用している人は男性約2割、女性約3割という結果でした。 一方、「買い物でもらった紙袋、ビニール袋」を活用している人は男性約2割、女性約3割という結果でした。

今回の調査結果から、レジ袋が有料化になった今、男女とも普段の買い物にはエコバッグを使う人が多数派で、少ない荷物のときは手持ちして、なるべくレジ袋をもらわないようにしている姿も垣間見えました。また、家庭用のゴミを捨てるときは、有料の袋も活用しつつ、もらったり買ったりしたレジ袋もごみ捨てに使うなど、エコについて意識をしている人が多いことがわかりました。


エコバッグを持ち歩く生活は、すでに多くの人にとって日常の風景になりつつあるようです。最近では色やデザインが豊富なエコバッグを多く見かけるようになり、選ぶ楽しさも。日々のささやかな習慣が、環境保護に役立つのはうれしいことですね。まだ持っていないという人は、お気に入りのエコバッグを見つけてみてはいかがでしょうか?


【調査について】

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~59歳の男女
実施時期:2020年8月26日~28日
有効回収数:5252サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック

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