2020年9月からはじまった「マイナポイント」。マイナンバーカードを使って予約・申し込みを行い、選択したキャッシュレス決済サービスでチャージや買い物をすると、1人あたり上限5,000円分のポイントがもらえます。お得なマイナポイント、みんな知ってる?

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◆Topics◆

1.マイナポイントの認知率は9割弱、ただし内容について理解している人は約半数
2.マイナンバーカードを持っている人は約3割、ポイントをきっかけに認知度がUP

1.マイナポイントの認知率は9割弱、ただし内容について理解している人は約半数

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「マイナポイントを知っていますか?」という質問に対して、「聞いたこともない」と回答した人は全体で1割程度。約9割は「知っている/聞いたことがある」という結果に。ほとんどの人に認知されていることがわかりました。
ただし、マイナポイントの内容を知っているという人は全体で約半数。“マイナポイント”という言葉は聞いたことがあるけれど、実際にどんなものなのかはよく知らないという人もいることがわかりました。

年代別に見ると、この調査の時点(2020年8月)で、マイナポイントにすでに予約・申し込みをした人は1割程度ですが、年代が高くなるほど申し込み・予約率が高くなっていく傾向が見られました。

「すでに予約・申し込みした」のは同率で40代・50代の割合が高く、「これから予約・申し込む予定」という人は30代が最も多く2割という結果に。「すでに予約・申し込みした」の割合と合わせると、30代では約3割の人が実際に行動を起こした/これから起こそうとしていることがわかり、マイナポイントへの興味の高さがうかがえます。
「まだ決めていない」という回答が多かったのは、40代・50代で2割ほど。調査時点では、まだ情報収集をしている段階だったのかもしれませんね。

一方で、10代になると認知率が大きく下がります「聞いたこともない」と回答する人が4割弱で、「聞いたことがある程度」という人が5割弱。マイナポイントの内容を知っている人は約2割弱と、この年代にとってはマイナンバーの存在自体が浸透していないのかもしれません。


2.マイナンバーカードを持っている人は約3割、ポイントをきっかけに認知度がUP

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マイナポイントの申し込みに必要なのがマイナンバーカード。このマイナンバーカードを持っている人の割合は、全体で3割台でした。「マイナポイントとは関係なく、もともと持っていた」という人の割合が多く、「マイナポイントをきっかけに作って持っている」人は、今回の調査の時点では全体で1割弱でした。

ただし、「持っていないが、これから作るつもり」という人が全体で3割弱いるため、マイナポイントをきっかけに、マイナンバーカードへの意識が広がった可能性はあります。令和3年3月からは保険証として使えるメリットなどもあるので、こうした社会情勢を踏まえ作っておこうと考える人は多そうですね。

男女別で見てみると、女性よりも男性の方がマイナンバーカードを持っている割合が高く、4割弱いました。男性はマイナポイントとは関係なく持っていた人が多い様子。 また、女性は「持っていないし、作る予定もない」という人が男性よりも若干多いことがわかりました。マイナンバーカードに対して、すぐに作ろうと思う気持ちがまだない人が多いのかもしれません。

年代別で見てみると、マイナンバーカードを持っている割合は20代以上で高くなり、「持っていないがこれから作るつもり」の割合は年代が上になるほど増加する傾向がありました。「マイナポイントとは関係なく、もともと持っていた」という人は男女とも20代で最も多く、それぞれ約3割前後になっています。
また、「マイナポイントをきっかけに作った」という人はそれほど多くありませんでしたが、30代以降では約3割の人が、今後作ろうと思っているようです。
10代では、そもそも「わからない/マイナンバーカードを知らない」という人が最も多くなりました。実際のカードは親など家族が持っていて、自分は発行されてるのか持っているのかはっきりとはわからないという人が多いのかもしれませんね。


調査時点では、マイナポイントについて関心はあるものの、内容はそこまで詳しくないという人や情報収集中という人が一定層いることがわかりました。マイナポイントが実際にスタートし、どれくらいの人が参加しているのか気になりますね。最大5,000円分のポイントがもらえるというのはうれしいですよね。どのキャッシュレス決済サービスにするかも悩みどころ。引き続き注目していきたいですね!


【調査について】

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~59歳の男女
実施時期:2020年8月26日~28日
有効回収数:5252サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数点以下第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならないことがあります。

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