万が一のときにあると助かる防災グッズ。出番がないほうがよいものではありますが、いざというときに慌てないためにも、用意しておくと安心です。そこで、みんながどれくらい防災グッズを用意しているのか、またその中身について調査しました。
◆Topics◆
1.防災グッズを用意している人は全体の約8割!防災意識が高い人が多い2.常備している防災グッズ TOP3は懐中電灯、電池類、マスク類
1.防災グッズを用意している人は全体の約8割!防災意識が高い人が多い
自宅に防災グッズを「用意している」人は、全体で約8割。各年代でも「用意している」人の割合が多く、特に40代・50代は8割を超えています。40代以上に比べると20代・30代は7割台、10代は7割を切っていますが、いずれも高い割合です。年代が上がるほど、防災グッズを用意している人が増える傾向がありました。最近は大雨や台風、地震などの自然災害のニュースも多く記憶に新しく、日ごろから意識しているのでしょうか、備えている人が非常に多い印象です。
また、10代では「あると思うが、どんな物かまでは知らない」、「あるのかないのか、わからない」という人がそれぞれ1割程度いたのも特徴的でした。家族が用意した防災グッズが自宅にあっても、あまりその中身まで把握をしていない人もいるようです。万一のときに備えて、一度家族で防災グッズの内容を確認しておくとよいかもしれません。
2.常備している防災グッズ TOP3は懐中電灯、電池類、マスク類
では、みんな具体的にどのような防災グッズを常備しているのでしょうか?総合1位は「懐中電灯・ライト」、2位は「乾電池・充電池・モバイルバッテリー」、3位は「マスク類」という結果に。1位の「懐中電灯・ライト」は約半数が常備しているため、必須アイテムといえそうです。2位の「乾電池・充電池・モバイルバッテリー」のモバイルバッテリーは、スマホや携帯電話は情報収集するのにも必要不可欠。充電が切れないように普段から持ち歩くことも多いので避難時用にも揃えておきたいアイテムかもしれません。3位の「マスク類」については、コロナウイルスの影響もありそうですね。4位は「ティッシュペーパー・ウェットティッシュ」、5位は「飲料水・非常用の生活水」とそれぞれ4割程度。
以降、「非常食・保存食(乾パン、缶詰、レトルト食品、インスタント食品等)」、「除菌用品(アルコールスプレー、アルコールジェル等)」、「カセットコンロ・カセットボンベ」、「救急セット・常備薬」、「ライター・マッチ」と続きます。
また、個々の防災グッズではなく、必要なグッズをまとめた「防災セット・防災袋」を常備しているという人も約2割いました。
グラフには掲載がありませんが、女性は「おむつ・女性用品・サニタリーグッズ」や「除菌用品(アルコールスプレー、アルコールジェル等)」、「ティッシュペーパー・ウェットティッシュ」、「使い捨てカイロ」を常備していると回答する人が多い傾向がありました。 一方の男性は、「工具セット・工具類・軍手」や「寝袋」と答える人の割合が多かったのが特徴的でした。
備えておけば安心できる防災グッズですが、どのようなグッズを揃えておくべきかだけでなく、家庭内での防災グッズの置き場所や使い方を事前に確認しておくことも大切だといいいます。万一のときのために、家族でよく話し合っておきたいですね。
【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~59歳の男女
実施時期:2020年9月18日~20日
有効回収数:5252サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数点以下第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならないことがあります。
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