新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、わたしたちは日々マスクをする生活を余儀なくされています。今回の調査では、①外出時に欠かせなくなったマスクの利用実態について、②数ヶ月後にせまった東京オリンピック・パラリンピックの開催についてそして、③コロナ禍が続く中、多くの人が今、どのようなことを思い、社会に伝えたいと思っているのかを具体的なコメントでご紹介していきます。

◆Topics◆
1.使っているマスクは「不織布マスク」が6割強、2枚重ねは1割弱2.今年のオリンピック開催希望は、条件付きで約3割
3.コロナ禍で私たちが今、思うこと
1.使っているマスクは「不織布マスク」が6割強、2枚重ねは1割弱
不織布、布、ウレタンマスクなどの素材はもちろん、最近では二重マスクなど、マスクには、様々な種類やつけ方があります。マスク生活が当たり前となった今、もっともよくしているマスクの素材やつけ方について聞いてみると、「不織布マスク」を1枚でつけるという人が最も多く6割強となりました。次いで「布マスク」、「ウレタンマスク」を1枚でつける人が1割強となっています。
最近話題になっていた、不織布の上に布マスクをつけるなどの「マスクの二枚重ね」も1割弱となりました。
「さいきん2週間マスクをつけていない・つける機会がない」という人はごく少数となり、多くの人がマスクを日常的につけていることがわかりました。
年代別では、「不織布マスク」がどの年代においても6割前後。10代、20代では他の年代に比べると加えてやや「ウレタンマスク」の割合が多くなりましたが、多くの人が「不織布マスク」を利用している傾向となりました。
最近話題になっていた、不織布の上に布マスクをつけるなどの「マスクの二枚重ね」も1割弱となりました。
「さいきん2週間マスクをつけていない・つける機会がない」という人はごく少数となり、多くの人がマスクを日常的につけていることがわかりました。
年代別では、「不織布マスク」がどの年代においても6割前後。10代、20代では他の年代に比べると加えてやや「ウレタンマスク」の割合が多くなりましたが、多くの人が「不織布マスク」を利用している傾向となりました。

不織布マスクを使っている人が割合としては多くはなりましたが、そのマスクを選んでいる理由はそれぞれあると思います。「不織布マスク」「布マスク」「ウレタンマスク」「マスクの2枚重ね」で選んだ理由をみてみましょう。
「不織布マスク」「マスクの2枚重ね」では選ぶ理由の傾向は似通っており、「感染予防効果が高いから/高そうだから」が約4割、次点で「衛生的だから」となりました。
「布マスク」「ウレタンマスク」では、「呼吸が楽だから・息苦しくならないから」「耳の周りが痛くなりにくいから」が上位の理由となりました。特に「ウレタンマスク」では、それらの理由がより高い割合となっています。また、「肌あれしにくいから/肌がかゆくなりにくいから」といった理由もみられました。
皆さん様々な事情と理由で、マスクの素材を選んでいるようです。
2.今年のオリンピック開催希望は、条件付きで約3割
さて次は、予定では数か月後に迫った東京オリンピック・パラリンピックについて、みなさんはどのように考えているのでしょうか。
「今年の7-8月に開催をするべき」との意見は3割強でした。特に10代男女は開催を期待する声が他の年代に比べてやや高い傾向があります。ただし例年のように大勢の観客を入れる形ではなく、ほとんどが「観客数の制限や無観客」といった条件付きでの開催を希望しています。
一方、「開催中止するべき」との意見は2割強、「時期を変えての開催を希望」は3割でした。
全体としては、開催にあたって条件や延期などを含めたうえで、オリンピックの開催自体は期待している様子です。
「今年の7-8月に開催をするべき」との意見は3割強でした。特に10代男女は開催を期待する声が他の年代に比べてやや高い傾向があります。ただし例年のように大勢の観客を入れる形ではなく、ほとんどが「観客数の制限や無観客」といった条件付きでの開催を希望しています。
一方、「開催中止するべき」との意見は2割強、「時期を変えての開催を希望」は3割でした。
全体としては、開催にあたって条件や延期などを含めたうえで、オリンピックの開催自体は期待している様子です。

3.コロナ禍で私たちが今、思うこと
自粛が続く中、様々な環境下で多くの人がコロナ禍を耐えて生活しています。
LINEリサーチでは、みなさんの思いを共有したいという気持ちで、日々感じていることや社会に伝えたい思いなどを1万人の方に聞きました。
一部ではありますが、ランダムにご紹介します。
LINEリサーチでは、みなさんの思いを共有したいという気持ちで、日々感じていることや社会に伝えたい思いなどを1万人の方に聞きました。
一部ではありますが、ランダムにご紹介します。
・はやく終息して、いろんな場所にも行きたいし、いろんな人に会いたいです。 やりたいことができる日常が戻ってきますように(10代/女性/鹿児島県)
・早く収束して煩わしい生活から解放されたい。塾に制限なく行けるようになって欲しい。外食をしても嫌な目で見られないようになって欲しい。(10代/男性/福島県)
・医療関係の方は本当に大変なので給料上げてあげてほしい(50代/女性/神奈川県)
・いまのような過剰な報道はやめてほしい(30代/男性/東京都)
・人の行動(マスクをせず話すなど)に関してすごく嫌な気分を持つことが増え、そんな自分に対して悲しい気持ちになることがある。 コロナの前なら何も問題なかったことなのに、、、(20代/男性/茨城県)
・はやく普通の生活に戻って、好きな時に好きな人と会える日常が戻ってほしい。(30代/女性/岐阜県)
・マスクをした方がいいのはわかるけど、義務ではないので個人の自由。マスク警察などの事件が起こるのは悲しい。心に余裕がない。(30代/女性/兵庫県)
・なんで大学生だけキャンパスに通うことが許されないのか?同じ学生なのに高校までは通えるのに私たち大学生だけ同じ1年を無駄にしている感じが否めない(20代/女性/東京都)
・かかった方々への避難中傷がなくなればいいと切に願います。 また、病院勤務や施設勤務の方々への心ない言葉があったり本当に悲しくなります。(40代/女性/熊本県)
・必要以上に怖がることなく、正しく怖がりたい。 また、正しい情報を取捨選択できるリテラシー能力を身につけ、デマに振り回されることなく安心して過ごしたい。(40代/男性/大阪府)
・医療従事者の方々に感謝の気持ちを(30代/男性/大阪府)
・自粛も大切だけど、鬱や自殺者の増加が気になります。感染対策とこころのケアの両立が大切。(30代/女性/北海道)
・感染者、その家族へのバッシングは控えてほしい。(60代/男性/神奈川県)
・GoToが必ずしも悪いと限らない。飲食店ばかり補償があるが私たち観光業の補償がGoToのみであること、キャンセル料の上限が設けられているのでその他は会社が補償していること、現在売り上げが全くないことを世間に知って欲しい。(20代/女性/大阪府)
・マスクをしていない人や、集団でカラオケ店に入っていく人たちを見たときに苛立つようになってしまった自分が凄く怖いです。最近はもう「コロナに感染するから」ではなく「マスクをしていないから」苛立っていて、酷い倒錯的考えをしているのはわかっているのですが。(10代/女性/神奈川県)
・誰かの揚げ足をとるのではなく、みんなで協力して乗り越えたい。(20代/女性/栃木県)
・私は高校3年生で大学受験も終わりめちゃくちゃ遊びたいです。でも1年前から自粛するように呼びかけられ、本当にどこにも行ってません。行くのは週一回食品を買いにスーパーに行くだけ。こんな状況だからそれに関しては耐えるしかないと思ってはいます。でもテレビとかでは若者の外出が多いからとか、若者のせいで、的な言い方をする人がいて勿論若者の感染者数が多いことも知ってはいますが、自分の1年間のこの耐えを否定されているようで本当に苦しいです。どんな年代の人でも頑張ってる人もいて、遊びまわっている人もいる。それなのに若者全体がこの状況を意識して行動していないかのような言い方だけは本当にやめて欲しいです。(10代/女性/東京都)
・コロナ差別が確実にあり、悲しい。それに自分達家族がかかった時、周りからそういう状況にされるかと思うと怖い。(30代/女性/沖縄県)
・国や県の対応への不信感が増すばかり。自らが出来ることを続けるだけです。(40代/男性/岐阜県)
・医療従事者の方々には本当にありがたいと思います。その方々のことを考えて一人一人が行動して欲しいと思います(50代/女性/岡山県)
・海外に両親が住んでいるのでいつになったら会えるのか?とても不安(40代/女性/愛知県)
春、ワクチンの一般への接種が始まり、どうにか終息に向けた兆しが少しずつ見えてきたようにも感じます。みんなで協力してあともうひと頑張り、この状況を乗り越えていきましょう。
【関連調査】
【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~69歳の男女
実施時期:①2020年2月5日実施 ②2020年2月19日実施 ③2020年3月2日実施 ④2020年4月16日実施 ⑤2020年8月31日実施 ⑥2021年2月19日
有効回収数:①5,233名 ②5,024名 ③4,991名 ④10,442名 ⑤10,448名 ⑥10,295名
※LINEユーザーの性年代構成比にあわせてウェイトバック
※各回フレッシュサンプルで実施
※表/グラフ中の数字は小数点以下第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なる場合があります【調査データの引用・転載について】
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