3月23日は1950年に世界気象機関条約の発効を記念し、世界気象機関(WMO)が定めた「世界気象デー」です。今回は20~50代男女を対象に、天気情報のチェック方法や傘を持っていく降水確率など、天気に関することを調査しました。


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◆Topics◆

1.「雨雲の情報/雨雲レーダー」の情報は多くの人がチェック
2.降水確率「50%以上」で約4割が傘を持って出かける

1「雨雲の情報/雨雲レーダー」の情報は多くの人がチェック

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テレビやネット上で見る機会の多い天気予報。
天気や気温、降水確率は基本的な情報として確認することも多いと思いますが、それ以外に「指数情報」や「生活情報」をチェックしているかを聞きました。
「チェックしていない/天気予報は見ない」という人はわずか9%で、ほとんどの人は何かしら気にして情報をチェックしているようです。また、男性に比べて女性のほうが気にする人が多いようでした。さらに、上の年代のほうがチェックをする割合が高い傾向がみられました。

では、どのような情報をチェックしているのでしょうか?
全体では「雨雲の情報/雨雲レーダー」をチェックするが1位で、7割近くすべての年代において1位となりました。近年は、ゲリラ豪雨や急な天気の変化も起こることも多く、雨雲の状況や雨量は気になるポイントのようですね。

2~4位はいずれも3割台と僅差で、「花粉の飛散情報」や「洗たくの情報」、「風の強さ/風速・風向の情報」がランクインしました。花粉の飛散量や風の強さなどを確認して、洗たくをするかどうか、また外に干すかなどを決める人もいるかもしれませんね。
また、「花粉の飛散情報」は、男女年代別でもすべてにおいてランクイン年代が上がるほど割合が増える傾向がありました。調査時期が2月のため、ちょうど気になる時期だったのかもしれません。
「洗たくの情報」は、年代別では10代以外のすべての年代でランクインしました。男性よりも圧倒的に女性に多く、女性の30代以降は「花粉の飛散情報」をこえ、2位となっており、洗濯日和かチェックしたいと思っていることがわかります。


2.降水確率「50%以上」で約4割が傘を持って出かける


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天気予報の中でも、その日雨が降るのか降らないのか、というのは気になる情報の1つ。天気予報でも降水確率を気にしている人は多いのではないでしょうか。そこで、みんなどのくらいの降水確率で傘/折りたたみ傘を持って出かけるのか、だいたいの感覚を聞きました。

全体では、降水確率が「50~60%くらい」で傘を持って出かける人が31%ともっとも多くなっています。「70%以上」の人を合わせると、「50%以上」で傘を持って出かける人が全体で約4割となっています。
「30~40%くらい」でも傘を持っていく人は3割ほどと「50~60%くらい」に次いで多く、降水確率は30%くらいから傘を持っていくかどうか気にする人が増えてくるようですね。

一方、「傘をいつも持ち歩いている (折りたたみ傘など)」という人は全体で1割強。多くの人は、当日の降水確率をチェックして持って出かけるかどうかを決めているようです。 また、降水確率に関わらず「いつも傘は持っていかない/出かけない」という人も1割弱います。

男女年代別にみると、「傘をいつも持ち歩いている人」は10代でもっとも高い割合で、女性より男性の方が多くなっています。学生の場合、通学するときに使っているカバンに常に入れていることがありそうですね。
また、年代が上がるほど、低めの降水確率でも傘を持って出かける人の割合が増えており、50代では「30~40%くらい」で傘を持って出かける人がもっとも多くなっています。


晴れ・雨などの天気情報だけでなく、これから雨が降るかどうかや風の強さ、熱中症情報など、天気に関連した情報をチェックしている人は多いようです。季節的には花粉の飛散情報も気になるところ。快適な毎日を過ごすために、情報をうまく活用したいですね。


【調査について】

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~59歳の男女
実施時期:2021年2月12日~15日
有効回収数:5252サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数点以下第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なる場合があります

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