ふだんどのくらいの人が「付録 (ふろく) 付き雑誌」を買っているのでしょうか。全国10~50代の男女を対象に、買うことがあるか、また買ったことがある雑誌の「付録 (ふろく) 」はどのようなものか、調査しました。

◆Topics◆
1.「付録(ふろく)付き雑誌」を買う人は全体で2割台後半、女性では3割強2.買ったことのある付録は「バッグ」「エコバッグ」などのバッグ類、「ポーチ」も!
1.「付録(ふろく)付き雑誌」を買う人は全体で2割台後半、女性では3割強
ふだん自分用に「付録(ふろく)付き雑誌」を買うことがあるか聞いたところ、「よく買う」「たまに買う」を合わせた、「買う人」は全体で26%。一方「ほとんど買わない」「まったく買わない」を合わせた、「買わない人」は全体で74%という結果に。
男女別にみると、男性と比べて女性のほうが「買う人」の割合が高く、特に女性の30代以降で「買う人」の割合が高くなっていました。
「よく買う」という人は、男女ともに2~3%と割合は低いものの、「たまに買う」人の割合は女性では3割超。特に30~50代でやや割合が高くなっていました。女性は付録がどのようなものかをみて購入を決めているのか、「たまに買う」人が多いようです。
一方、「買わない人」は女性と比べて男性に多く、「まったく買わない」という割合も男性では5割強と女性よりも高くなっています。特に10~20代男性では「まったく買わない」の割合が高く、6割前後でした。
2.買ったことのある付録は「バッグ」「エコバッグ」などのバッグ類、「ポーチ」も!
付録付き雑誌を「まったく買わない」と回答した人以外を対象に、ここ1~2年で自分用に買ったことがある付録(ふろく)付き雑誌の「付録」の種類を聞きました。
まず「ここ1~2年では買っていない」という人は全体で3割、男性で37.5%、女性で24.6%と男性の割合が高めでした。
全体のTOP3は、「バッグ(エコバッグ以外のもの)」「エコバッグ」「ポーチ/ポシェット」。いずれも約2割で僅差でした。全体4位以降は「化粧品/コスメ(スキンケア・メイクアップ・ネイルグッズなど)」「ファッション雑貨/アクセサリー(靴下、チャーム、マスクといったインナー・小物など)」が続きます。いずれも男性と比べて女性の割合が高くなっており、全体的に上位にランクインしているアイテムは女性のほうが男性よりも割合が高い傾向がみられます。
男女別にみると、1位の「バッグ(エコバッグ以外のもの)」は、40代女性で4割弱で1位でした。2位の「エコバッグ」は、40~50代女性で3割超の高い割合。女性50代では、普通の「バッグ」よりも「エコバッグ」のほうが付録でゲットした人が多いようです。過去に行ったエコバッグの調査でも、30~50代女性はふだんの買い物でエコバッグを使っている人の割合が高いことがわかっています 。
3位の「ポーチ/ポシェット」は女性のすべての年代でランクイン。20~30代では1位でした。「エコバッグ」「ポーチ/ポシェット」は、女性のほうが割合は高いものの、男性でも10代を除いたすべての年代で上位にランクインしています。そして「化粧品/コスメ」は、10~20代女性で3割弱と高い割合。「バッグ」よりも上位にランクインし、10代で1位、20代で2位でした。付録でしか手に入らない限定品や、サンプル品などに興味を持つ人もいそうですね。また、ふだん購入している雑誌によって付録の種類も傾向があるのかもしれません。
全体のTOP5には入らなかったものの「レジャー関連グッズ(アウトドア用品など)」は男性のほうが女性よりも割合が高く、特に30代男性で1割超でした。
同様に「おもちゃ/ぬいぐるみ/フィギュア」も男性の割合が高く、男性の10代で1位、20~30代で4位。過去に行ったカプセルトイ(ガシャポン)の調査でも、10代男性で「人形・フィギュア」が人気でした。
また10代男性では「文房具(ノート/メモパッド/クリアファイルなど)」も2位にランクインしています。
ほかにも「ステッカー/シール/ポスター」は10代女性のみ、5位にランクイン。「カレンダー/手帳・日記帳」も50代女性のみ、5位にランクイン。男性では「財布」が50代で3位にランクインしています。
付録付き雑誌といえば、昔は子ども向けのものが多かった印象がありますが、いまでは大人が日常で使えるバッグや小物類、文房具など多種・多様な付録があります。付録を目的に雑誌を購入する人もいるのではないでしょうか。これからもどんな付録が登場するか楽しみですね。
【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~59歳の男女
実施時期:2021年6月4日~2021年6月7日
有効回収数:5252サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数点以下第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なる場合があります
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