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高校生が好きな科目、苦手な科目、それぞれ1位は?そもそも勉強は好き?夏休みなど長期休みの宿題はいつする?など、高校生の勉強事情をリサーチしました。

◆Topics◆

1.勉強が「好き」な高校生は3割超。JKと比べてDKの割合がわずかに高い
2.好きな教科/科目の全体TOP3は「数学」「体育」「音楽」
3.苦手な教科/科目の全体TOP2は「数学」「英語」
4.将来役立ちそうと思う教科/科目のTOPは?男女共通で「英語」!
5.長期休み中の宿題や課題、やるタイミングは?「休み中の思いついたときだけやる」タイプがTOP

1.勉強が「好き」な高校生は3割超。JKと比べてDKの割合がわずかに高い

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まずは高校生に、学校の授業だけでなく塾や自分でする勉強などもすべて含め、勉強が好きかどうか率直な気持ちを聞きました。

全体で「好き」という回答が8%、「どちらかといえば好き」が26%で、合わせると34%の高校生は「勉強が好き」ということがわかりました。一方で「どちらかといえば好きではない」が39%、「好きではない」が28%で、合わせると66%の高校生が「勉強が好きではない」という結果になりました。
また男女別にみると、DKのほうが「勉強が好き」の割合がやや高くなっています。


2.好きな教科/科目の全体TOP3は「数学」「体育」「音楽」

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次に代表的な教科/科目の中から、高校生が好きな教科/科目について聞きました。
全体では「好きな教科/科目はない」との回答が5%で、ほとんどの高校生はなんらかの好きな教科/科目があることがわかりました。前のトピックでは「勉強が好きではない」高校生が6割超だったものの、なにかしら好きな教科/科目があるという高校生が多いようです。

全体TOP3は「数学」「体育」「音楽」という結果でした。全体2位の「体育」は、男女ともに2位にランクインしています。全体の4位以降は、「国語(国語表現、現代文、国語総合など)」「英語」「情報」と続きました。

男女別にみると、JKの1位は「音楽」、DKの1位は「数学」がランクイン。「数学」「化学」などの理系科目はJKよりもDKの割合が高く、「音楽」「美術」「家庭科」といった科目はDKよりもJKの割合が高い傾向がみられます。また、社会情報・情報科学・プログラミングなどの「情報」もDKの割合が高くなっています。一方、全体4位の「国語」はJK3位、DK5位とJKのほうが好きな人が多いということもわかりました。
過去の高校卒業後の進路に関する調査で、希望する学部についてもJKは文学部、DKは工学・情報工学部がTOPとなっており、好きな教科や科目をさらに勉強したいという傾向があるのかもしれません。


3.苦手な教科/科目の全体TOP2は「数学」「英語」

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次に、代表的な教科/科目の中から、苦手な教科/科目を選んでもらいました。
全体では「苦手な教科/科目はない」との回答が2%となっており、ほとんどの高校生がなんらかの苦手な教科/科目があることがわかりました。

全体TOP2は、「数学」「英語」で、約半数の高校生が苦手と感じています。それぞれ、男女別でもTOP2にランクインしており、特にJKでは「数学」が苦手な人が約6割と高い割合です。

男女別にみると、全体的にJKのほうが苦手な教科/科目を選ぶ割合が高くなっていますが、「国語」については、DKのほうが苦手と答えた人の割合がやや高くなっています。古文・漢文などの「古典」については、男女ともに約4割と高く、全体でも3位にランクインしました。
数学のほか、「化学」「物理」などの理系科目に苦手意識を持っている人の割合は、DKよりもJKのほうが高くなっています。
前のトピックでDKの好きな教科/科目では理系科目が上位でしたが、苦手な教科/科目でも上位にランクインしています。DKで好きな教科/科目1位は「数学」でしたが、苦手でも2位にランクイン。わかると面白くて好きだけれど、理解するまでは難しくて苦手に感じるのかもしれませんね。


4.将来役立ちそうと思う教科/科目のTOPは?男女共通で「英語」!

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次に、代表的な教科/科目の中から、「将来役立ちそう」と思う教科/科目を選んでもらいました。

全体TOPは「英語」で、JK・DKでもそれぞれTOPとなりました。「英語」は前のトピックで苦手な教科/科目でも上位となっていましたが、「役に立ちそう」と思っている人は多いようです。全体2位は、社会情報・情報科学・プログラミングなどの「情報」でした。将来役立つと考える高校生は多いようで、JK・DKともに2位にランクインしています。全体3位は、「政治・経済」がランクインしました。社会人として知っておくべき内容ととらえている高校生も多いのかもしれません。

3位以降をみると、「家庭科」がJKでは3位、DKでは7位にランクインしています。「家庭科」は食生活や自立して生活する術などを学べるため、将来役立つ知識として考えている高校生が多いようです。
また、DKでは「数学」が4位にランクイン。数学は「好きな教科/科目」でもDK1位だったため、好きな教科でもあるし、将来役立ちそうだと思っている人が多いのかもしれません。
そのほか、「保健」がJK7位、DK8位にランクイン。健康などについて学べるため、この内容が将来役立つと考えられていそうです。


5.長期休み中の宿題や課題、やるタイミングは?「休み中の思いついたときだけやる」タイプがTOP

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高校生に今年のことだけではなく、昨年より前のことも含め「夏休みや冬休みなどの長期休み中の宿題/課題をやるタイミング」について、あてはまるタイプを聞きました。

全体でもっとも高かったのは、「休み中の思いついたときだけやる」派。JKでは4割弱、DKでも3割強と高い割合の回答でした。次に高かったのは、「休みの終わりが近づいてからやりはじめる」という駆け込み派。こちらは男女ともに約2割が回答しています。「毎日コツコツ少しずつ進めていく」「休みに入って早めにやりはじめる」人よりも、思いついたときにやる、または後半に追い込まれてからやる人のほうが多数だということがわかりました。

男女別にみると「毎日コツコツ少しずつ進めていく」というコツコツ派は、JKよりもDKのほうがやや高くなっています。逆に「休みに入って早めにやりはじめる」というスタートダッシュ派は、DKよりもJKのほうが高い割合。そのほか、「休みの真ん中ごろにやりはじめる」派については、男女ともにあまり差はなく1割強でした。


6割強の高校生は勉強を(どちらかといえば)好きではないと感じていることがわかりましたが、「好き」な教科/科目がある高校生も多くいることがわかりました。また、将来のことを考えて勉強に取り組んでいる高校生の姿もうかがえる結果となりました。苦手を克服しつつ好きな教科を伸ばしていくことで、将来の選択肢もいっそう広がっていくかもしれませんね。


【調査について】

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の高校1年生~3年生の男女
実施時期:2021年8月3日
有効回収数:1043サンプル
※表/グラフ中の数字は小数点以下第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります

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