「健康」に関する調査の第3弾では、「歯の健康・オーラルケア」について調査した結果をご紹介します。ご自身の歯の健康をどのように考えているのか、ふだんしているケアや今後やってみたいと思っているケアメニューなど、全国の男女約1万人に答えてもらいました。年代によって歯の状態やケアしたいことが異なる中、それぞれの傾向もご紹介します。

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◆Topics◆

1.歯の健康、約9割が重要。女性のほうがより重視している結果に
2.歯磨きは「朝食後」と「寝る前」が多い。「来客/人に会う前」は女性で高い傾向
3.「デンタルフロス」や「歯磨き粉」による歯のケアが主流。年代別で目的より違い
4.興味があるケアに「歯のクリーニング」。若年層では「ホワイトニング」や「歯列矯正」も

1.歯の健康、約9割が重要。女性のほうがより重視している結果に


歯の健康やオーラルケア/デンタルケアについてどのくらい重要だと思っているかを聞いたところ、全体では「とても重要だと思う」「やや重要だと思う」を合わせ9割の人が「重要」だと思っていることがわかります。
中でも女性のほうが「とても重要だと思う」割合が7割弱と高くなりました。全体的に重要だと思う割合は高いものの、特に女性60代以上が「とても重要だと思う」と回答した割合が高くなりました。

歯の健康意識


2.歯磨きは「朝食後」と「寝る前」が多い。「来客/人に会う前」は女性で高い傾向


歯の健康にとって、歯磨きは欠かせないケアの一つだとは思いますが、1日の中でどのタイミングで歯磨きをすることがあるか聞いてみました。
全体では、「寝る前」が最も高く63%、次いで「朝食後」が60%で続きます。次いで「起床後」「昼食後」「夕食後」が3割台で続きます。
男女別の傾向では、女性のほうが全体的に高い傾向があり、特に、「朝食後」「昼食後」は男性に比べて高くなっています。また、「来客/人に会う前」も高く、特に10~20代女性では3割前後となり他の年代と比べて高くなりました。


歯磨きのタイミング

3.「デンタルフロス」や「歯磨き粉」による歯のケアが主流。年代別では目的により違い


歯のケアやオーラルケア・デンタルケア (口の中のケアや歯磨きなど)としてふだんしていることを聞いたところ、全体では「デンタルフロス/エアーフロス/歯間ブラシを使う」が僅差で1位となりました。2位以降では、「フッ素入りの歯磨き粉を使う」「歯周病予防の歯磨き粉を使う」などが上位となり、歯磨き粉による歯のケアも主流のケアとしてうかがえます。

年代別にみてみると、「デンタルフロス/エアーフロス(電動)/歯間ブラシを使う」でのケアは30代以降で割合が高い傾向となりました。一方10代、20代では2割未満となっており、年代差があるようです。

歯磨き粉によるケアはすべての年代で上位となりましたが、年代によって傾向に違いがみられます。10~50代と幅広い年代で「フッ素入りの歯磨き粉を使う」がランクインしています。30代以降では、「歯周病予防の歯磨き粉を使う」割合が高く、20代では「ホワイトニング効果がある歯磨き粉を使う」が2割超で「フッ素入りの歯磨き粉を使う」とほぼ同率の割合ですが、他の年代よりも高くなっています。
虫歯や歯周病を防ぎたい、歯を白く見せたいといったそれぞれ年代ごとの状況に応じて歯磨き粉を使っている様子がうかがえます。

加えて年代別の傾向としては、10代で「口呼吸を避ける」が約2割となっており、他の年代と比べやや高くなっています。このケアは年代が低いほど高い傾向になりました。口呼吸は、口の中が乾燥するために、虫歯や歯周病が進行しやすくなると言われているようですね。30代以降では「定期的に歯医者に行くことを心がけている」が高く、中でも60代では3割超となり、2位となっています。60代以上では健康への意識も高い傾向にあり、定期的な身体のケアを心がけている人が多いのかもしれません。「電動歯ブラシ/音波歯ブラシを使う」は50、60代で9位。年代が上がるほど高い結果となりました。


しているケア


4.興味があるケアに「歯のクリーニング」。若年層では「ホワイトニング」や「歯列矯正」も


用途に合わせた歯磨き粉やデンタルフロスを使うなど、ふだんから様々なケアを行っている様子はわかりましたが、歯のケアやデンタル/オーラルケア(口の中のケアや歯磨きなど)としてどのようなメニューに興味があるのでしょうか。今後やってみたい、または、興味のあるケアについて聞きました。
全体では「歯のクリーニング」がもっとも高く4割を超えており、どの年代でも上位2位以内となりました。20代~50代では1位となっています。
※歯石取り、着色落とし、口臭ケアなどを含みます

次いで、「予防歯科/定期的なメンテナンス」が3割台で、こちらは30代以降で10~20代に比べ高くなりました。前項のふだんしているオーラルケアでも「定期的に歯医者に通うことを心がけている」は30代以降で高い傾向となっており、予防歯科への意識が高まってくるのかもしれません。
全体3位の「ホワイトニング」は、年代が低いほど高い傾向となりました。10代、20代では4割超の人が「興味がある、今後やってみたい」と回答。ふだんしているケアでも「ホワイトニング効果がある歯磨き粉を使う」が高く、歯の白さをより重視している年代なのかもしれません。特に男性に比べて女性の割合が高く、女性10~20代では5割超となりました。

その他、年代別で特徴的な点は、10代、20代で「歯列矯正」が2割以上となりました。40代以上では割合はそれほど高くありませんが、「インプラント」が他の年代に比べて割合が高く、50代、60代以上では5位にランクインしています。興味のあるケアも年代や歯の状態によって様々であることがうかがえます。

デンタルケアやオーラルケアに興味がないという人は、それぞれの年代で1割前後となり、口の中や歯の健康に関するケアに興味を持っており、やってみたいメニューがある人は比較的多いようです。

今後やりたいメニュー


今回の調査で、歯の治療だけではなく、虫歯になる前の予防への関心も高いことがわかりました。ふだんから、歯の健康を意識して、さまざまなオーラルケアをしていることがうかがえます。また、年代によって今後やってみたい・興味のあるオーラルケアのメニューなどの特徴や違いもわかる結果となりました。
健康な歯を長持ちさせられるように、健康な歯でおいしく食事ができるように、ふだんからできるケアや歯磨きを行い、歯の健康を守っていけるといいですね。


【調査について】

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の13歳~79歳の男女
実施時期:2021年8月13日~8月17日
有効回収数:10,848サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数点以下第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります

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