日々、多くの人々が利用しているYouTube。今回は10~60代の男女を対象に、ふだんYouTubeをどのくらい見ているか調査しました。また、どんなジャンルをよく見ているかについても聞きました。

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◆Topics◆

1.10代では約7割、20代では6割超がYouTubeをほぼ毎日見ている!
2.YouTubeで人気のジャンルは?全体TOPは「音楽」

1.10代では約7割、20代では6割超がYouTubeをほぼ毎日見ている!

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平日・休日を合わせて、ふだんYouTubeをどのくらい見ているか、平均時間を聞きました。

YouTubeを“週6日以上、ほぼ毎日見ている”割合は、10代では約7割、20代では6割超となりました。30代以上では4割以下となり、若い年代ほど高い割合となっています。

1日あたりの見ている時間について詳しくみていきましょう。
ほぼ毎日見ている割合が高い10~20代では、「1日1~3時間未満」の割合がもっとも高く3割前後となりました。また、「1日に3時間以上」YouTubeを見ているという人の割合もこの年代が高く2割を超える結果に。特に10~20代男性では3割前後と高めの割合でした。過去の高校生を対象にしたYouTubeの調査でも、毎日YouTubeを見ている高校生は8割弱いることがわかっており、特に、若い年代で、日々の生活に浸透している様子がわかります。

また、「週に4~5日くらい」という人はどの年代でも1割台「週に1日以下」という人は全体で2割強でしたが、こちらも年代が上がるほど割合が高くなり、40代以降は3割以上となっています。年代によってYouTubeを見る時間に大きな違いがみられる結果となりました。

一方で、「YouTubeを知っているが、まったく見ていない / 知らない」という人は、どの年代でも1割以下にとどまりました。


2.YouTubeで人気のジャンルは?全体TOPは「音楽」

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ふだんYouTubeを見ている人に、よく見るジャンルを聞きました。全体では、「音楽(MV、PV含む)」が4割弱でTOPとなりました。全体の2~3位は2割前後で「お笑い / バラエティー」「ゲーム」。4位以降は、「料理 / グルメ」「アイドル / 芸能人」「スポーツ」「ペット / 動物」が1割台で続きました。

年代別にみると、全体的に10代は各ジャンルの割合が高めとなっています。前のトピックで、10代ではYouTubeを見る頻度が高かったことも関連していそうです。

「音楽(MV、PV含む)」はすべての年代でもTOPとなっています。特に10代では5割超となっており、YouTubeで音楽を聴いたり、好きなアーティストやアイドルなどのミュージックビデオを見たりすることが日常的になっているのかもしれません。
また、10~20代では「音楽」に次いで「ゲーム」が2位にランクイン。「ゲーム」は女性よりも男性の割合が圧倒的に高く、特に10代男性では6割超、20代男性では5割弱で「音楽」を抜いてTOPとなりました。

何かにチャレンジする様子を企画にした「チャレンジ / やってみた」は10~20代のみでランクイン。人気YouTuberのヒカキンやフィッシャーズ、東海オンエアなどもよく配信しているジャンルで、若い年代で人気があるようです。

「化粧品 / コスメ」も、10~20代でランクインしており、特に女性で割合が高くなっていました。芸能人や有名人のメイク方法や、新商品を紹介する動画もあり、参考になるものも多そうです。ランキング外ですが、「ファッション」も10~20代女性で割合が高めでした。この年代の女性は、コスメやファッションの情報収集をするためにYouTubeを活用している様子がうかがえます。

10代では、「マンガ / アニメ」が2割超で3位に。ほかにも「雑談」「VTuber(バーチャルユーチューバー)」「教育 / 勉強」も他の年代より高い割合です。

「お笑い / バラエティー」のジャンルは、どの年代でも2割前後ですが、特に20代で高い割合。20~40代ではTOP3に入っています。
「運動・フィットネス」は30代以降でランクインしており、30代で割合が高めです。特に30代女性では2割弱でした。コロナ禍でヨガやフィットネスなどのトレーニング動画も多くなり、自宅ですきま時間にトレーニングをするという女性もいるかもしれません。

40代以降では「ペット / 動物」が他の年代に比べ高くなっており、50~60代では2位にランクイン。また、50~60代では「料理 / グルメ」も人気で3位に入っています。

男女別にみると、男性のほうが高い割合なのは「ゲーム」「スポーツ」「乗り物(車、バイク、電車など)」でした。「乗り物」は50代男性でもっとも高い割合でした。一方、女性の割合が高いのは「料理 / グルメ」「アイドル / 芸能人」「化粧品 / コスメ」となりました。


YouTubeを日常的に多くの人が見ており、年代によって人気のジャンルにも違いがあることがわかりました。音楽やゲーム、お笑いなど見て楽しむ用途だけでなく、料理のレシピやエクササイズの仕方など情報収集として、また英語など勉強にもなる動画もあり、さまざまな活用がされています。これからもいろいろなジャンルの動画を楽しみたいですね。


【調査について】

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~64歳の男女
実施時期:2022年2月25日~2022年2月28日
有効回収数:5254サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります

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