5月8日は「母の日」。毎年この時期にお届けしている母の日の調査。
今回は子どもを持つ母親を対象に母の日に子どもにしてもらえたらうれしいことや、もらってうれしい市販のプレゼントのランキングに加えて、自分の母親とのふだんのコミュニケーションの頻度や方法、話している内容など、15歳から79歳の男女を対象に聞きました。

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◆Topics◆

1.子どもにしてもらえたらうれしいこと「どんなことでもうれしい」が6割超
2.市販のプレゼント「何をもらってもうれしい」「スイーツ・お菓子・フルーツ」がTOP2
3.母親とのコミュニケーション頻度「ほぼ毎日」が全体で3割超
4.母親とのコミュニケーション方法「直接会って・対面で」「電話」「メッセージやDM」が上位に
5.母親と話している内容は「その日にあったことや世間話」がもっとも高く約5割

1.子どもにしてもらえたらうれしいこと「どんなことでもうれしい」が6割超

15歳から79歳の男女を対象に、「今年の母の日に何かする予定の相手」について聞いたところ、全体では、「自分の母親」がもっとも高く約半数となりました。また、「配偶者 (夫/妻) の母親」は2割でした。
一方で「特に予定はない」は3割超、「わからない/まだ決めていない」は1割超となっています。男女でみてみると、女性は「自分の母親」に何かする予定がある人が多いことがわかりました。

続いて、子どもがいる母親を対象に、「今年、母の日に子どもにしてもらえたらうれしいと思うこと」について聞きました。
全体では、「どんなことでもうれしいと思う」が6割超と他の項目に比べて圧倒的に割合が高い結果となりました。次いで「手紙・メッセージカードをもらう」「花をもらう」が2割台で続きます。

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母親が子どもにしてもらえたらうれしいことは、子どもの年代によって傾向が異なります。
小学生未満、小中高校生の子どもがいる母親では、「手紙・メッセージカードをもらう」が大学生以上の子どもがいる母親よりも高く、4割弱でした。「手作りのプレゼントをもらう」も同様の傾向がみられ、特に小学生未満の子どもがいる母親では2割超でした。小さな子どもがいる年代の母親の多くは何か買ってもらうというよりも、手作りのものがうれしいようです。

小中高校生、大学生(短大生、専門学校、大学院生を含む)の子どもがいる母親では、「家事を手伝う・家事をしてくれる」も割合が高くなりました。
社会人の子どもがいる母親では、「LINEのメッセージやスタンプをおくってくれる」が大学生以下の子どもがいる母親に比べて高くなっています。子どもが社会人になり、離れて暮らしていたりすると、こういったメッセージがより一層よろこばれるのかもしれません。


2.市販のプレゼント「何をもらってもうれしい」「スイーツ・お菓子・フルーツ」がTOP2

次に、子どもがいる母親のなかで、母の日にしてもらえたらうれしいことで「花以外の市販のプレゼントをもらいたい」と回答した女性にどんな市販のプレゼントがほしいと思うのか聞いてみました。

全体では「何をもらってもうれしいと思う」がもっとも高く6割超。次いで、「スイーツ・お菓子・フルーツ」が約4割、「ファッション小物」「化粧品・美容グッズ」「健康・リラックスグッズ」が2割台で続きます。日ごろ楽しめるお菓子やふだん、身に着けられるもの、美容・健康関連のプレゼントが人気のようです。


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また、子どもの年代別に傾向の違いがみられました。
小学生未満の子どもがいる母親は、「スイーツ・お菓子・フルーツ」が約5割と高い結果でした。また、大学生以下の子どものいる母親は共通して「化粧品・美容グッズ」の割合が高くなりました。小学生未満、小中高校生の子どもがいる母親は「紅茶・コーヒー」「キッチン用品」の割合が2割超で、一定の人気があることがうかがえます。小学生未満の子どもがいる母親は、他の項目においても割合が高い傾向にありました。まだお子さんが小さい可能性もあり、将来的にこんなものがもらえたらうれしいなという気持ちでいろいろと回答してくれているのかもしれません。


3.母親とのコミュニケーション頻度「ほぼ毎日」が全体で3割超

続いて、自分の母親とのふだんの会話/連絡頻度*について答えてもらいました。 *メッセージ/メールでのやりとり、電話、直接会って話すなどすべて含めて回答いただきました。また、「いない/答えたくない」という回答は除いて集計しています。

全体では、3割超の人が「ほぼ毎日」母親と会話や連絡を取っており、「週に1~5回くらい」「月に1~3回くらい」が2割台で続きました。また、男女別では、女性のほうが頻度が高い傾向で、母親と同性同士なので話やすい、会話の内容も多いのかもしれないですね。

年代別では、10代、20代では「ほぼ毎日」の割合が顕著に高く、特に10代は85%となっています。30代では「週に1~5回くらい」が高く3割超、40代、50代では、「月に1~3回くらい」が3割弱でした。年代が若いほど母親とのコミュニケーション頻度が高いことがうかがえます。特に10代は親と同居している人も多いことが想定され、コミュニケーション頻度も必然的に高いのではないでしょうか。

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4.母親とのコミュニケーション方法「直接会って・対面で」「電話」「メッセージやDM」が上位に

前項でふだん、母親と会話/連絡をしている人に、どのような方法でコミュニケーションを取っているのか聞いてみました。今回は上位項目を抜粋してご紹介します。

全体では、「直接会って・対面で」が6割超でもっとも高い結果に。次いで「電話」が約5割、「メッセージやDM」が3割超と続きます。女性は、各項目の割合が男性よりも高く、さまざまな方法でコミュニケーションをしているようです。

10代は「直接会って・対面で」が顕著に高く、8割超となっています。
40代、50代は「電話」の割合が高く、約6割となっています。母親の年齢も高くなってくるこの年代では、電話でのコミュニケーションのほうがしやすいのかもしれません。

20代、30代は「メッセージやDM」の割合が高い傾向にあり、特に20代では「電話」よりも「メッセージやDM」が上回り5割超という結果に。20代はライフステージが学生から社会人と変化し、働き始める人もいることから、シーンによって会話や連絡方法を使い分けていることも考えられそうです。
また、30代は「ビデオ通話」が他の年代に比べて高く、1割超となっています。子どもがいる人は孫の様子などをビデオで伝えながら話しているのかもしれませんね。

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5.母親と話している内容は「その日にあったことや世間話」がもっとも高く約5割

最後に、ふだん、母親と会話/連絡をしている人にどのようなことを話しているのか聞いてみました。

全体では、「その日にあったことや世間話」がもっとも高く約5割となりました。食事中や電話で気軽に話すことが多いのかもしれません。次いで、「健康や体調のこと」「家族や親せきのこと」が4割台で続きます。

また、女性のほうが各項目において割合が高い傾向にあり、色々なことを話したり、相談したりしているようです。特に女性は男性よりも「その日にあったことや世間話」「家族や親せきのこと」「友だちや人間関係のこと」などの家族・人間関係についてや、「健康や体調のこと」「ニュースや話題になっていること」まで幅広い内容を話していることがうかがえます。

年代別でみると、10代は親と同居している人が多いことが想定され、全体的にほとんどの項目の割合が男女ともに他の年代に比べて高い傾向にありました。特に「学校や勉強のこと」「友だちや人間関係のこと」「将来や進路のこと」など学生ならではの内容を話していることがうかがえます。また、5位以内には入っていませんが、10代では「テレビ番組のこと」も高く、3割超でした。

20代は「仕事や職場のこと」の割合が高い傾向にありました。30代、40代は「家族や親せきのこと」が約5割で、特に40代では1位となっています。
自身の親が高齢になってくる50代以上では「健康や体調のこと」が他の年代に比べて高く5割超と1位になっています。また、「近所や地域のこと」の割合も高く、母親の身体や生活環境を確認するといった会話が増えているのかもしれません。

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母の日は、改めて母親への感謝の気持ちを伝える良い機会。
今回の調査で、母親は子どもから何をしてもらってもうれしいことがわかりました。具体的には手紙や手料理など手作りのもの、市販のプレゼントでは、スイーツやファッション小物などが特によろこばれるようです。 また、母親とのコミュニケーションは、年代別で頻度や方法がやや異なりつつも、いろいろな内容を話したり相談したりしている様子がうかがえました。この機会に、直接会うことができなくても、電話やメッセージなどで、何気ない会話や感謝の気持ちを伝えてみてはどうでしょうか。


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【調査について】

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15~79歳男女
実施時期:2022年4月9日~4月11日
有効回収数:552,794サンプル
集計対象:有効回収数の中からランダム抽出した男女15~79歳の49,921サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります

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