スペインの有名な建築家、アントニ・ガウディの誕生日でもある6月25日は「住宅デー」に制定されています。そこで今回は10~60代の男女を対象に、将来住みたいと思う住まいについて調査。また、その理由についても聞きました。

main

◆Topics◆

1.理想の住まいのタイプは、全ての年代で「戸建て(購入)」がTOP
2.どうして住みたいのか、理由をタイプ別にご紹介!

1.理想の住まいのタイプは、全ての年代で「戸建て(購入)」がTOP

graph_1_括りあり

今の住まいとは関係なく将来、一番住みたいと思う“住まいのタイプ”について聞きました。引っ越しや住み替えを予定していない方にも、理想として回答してもらいました。

全体でもっとも高かったのは「戸建て(購入)」で、圧倒的な割合の高さです。次いで「マンション・アパート(購入)」僅差で「マンション・アパート(賃貸)」と続きます。一方、「わからない」という人も各年代で1割以上います。

戸建てを購入して住みたいと思う人の割合は、女性より男性の方でやや高くなっていました。もっとも高い割合となったのは40代男性で6割弱。ただし、20~30代では男性よりも女性の割合が高い傾向にありました。

20代では「マンション・アパート(賃貸)」の割合が他の年代に比べるとやや高く、特に20代男性では2割超となりました。今この形態での住まいに満足をしていたり、住まいを固定化せずに、自由に場所を変えたいといった理想もあるのかもしれません。

「マンション・アパート(購入)」は年代が上がるにつれて割合が高くなり、60代では2割超でした。中でも、60代女性では、「マンション・アパート(購入)」の割合が特に高く3割弱となりました。


2.どうして住みたいのか、理由をタイプ別にご紹介!


前のトピックで回答してもらった“一番住みたいと思う「住まい」のタイプ”について、その理由を聞きました。以下、タイプ別にご紹介します。

「戸建て(購入)」に住みたいと思う理由
※一番住みたいと思う住まいのタイプとして「戸建て(購入)」を選んだ人(n=2766)
・インテリアを自由にこだわりたい、自分の理想の暮らしになるように間取りを構成したい(女性/20歳)

・アウトドア用品の収納、出し入れで広いスペース&汚れても大丈夫な場所がほしい(男性/28歳)

・子供が生まれるとアパートでは狭いし、いつかは自分の家を持ちたい。音など階下を今ほど気にしなくてよくなると思う(女性/31歳)

・物音をそこまで気にしないでよいし、実家が戸建てでとてもよいと思ったから(女性/33歳)

・自由設計ができ、将来もリフォームなどをして住めるし、子供・孫と同居したいから(女性/57歳)

・自分の土地の上に好みの家を建てる。庭も楽しめるし、車の駐車場も作れる(男性/63歳)

「マンション・アパート(購入)」に住みたいと思う理由

※一番住みたいと思う住まいのタイプとして「マンション・アパート(購入)」を選んだ人(n=800)
・高層階で夜景がキレイに見える部屋に住みたい(女性/33歳)

・家のメンテナンスや自宅周辺の掃除の煩わしさがない(男性/40歳)

・年をとって階段昇降が大変になるので、フラットな生活のほうがらく。メンテナンスもしてもらえたほうがらく(女性/44歳)

・家の中で階段移動がなく安全。高層階だと見晴らしがよくて、他から部屋がのぞかれない(男性/53歳)

・資産になるし、生活状態が変わり不要になったら売却しやすい(男性/60歳)

・セキュリティーのしっかりしているマンションなら安心して暮らせる(女性/61歳)

「マンション・アパート(賃貸)」に住みたいと思う理由

※一番住みたいと思う住まいのタイプとして「マンション・アパート(賃貸)」を選んだ人(n=779)
・自由に色んなところに住み移りたいから(女性/16歳)

・今もマンションに住んでいて、住み心地がいいから(女性/20歳)

・一カ所に大金を払ってそこに一生住み続ける覚悟が無い(男性/24歳)

・引っ越すことで常にそのときの生活スタイルに合った、新しい家に住み続けることができるから(女性/31歳)

・戸建ての購入とコストがほとんど変わらないのに、税金がかからないから(男性/33歳)

「戸建て(購入)」に住みたいと思う人は、20~30代女性で高めの傾向でしたが、生活音を気にしなくてよいというコメントや、広いスペースを自分の好きなようにできる、また子育てのことを考えたコメントが多く集まりました。

「マンション・アパート(購入)」に住みたいと思う人は、男性よりも女性の割合が高く、年代が上がるほど住みたいと思う人も増える傾向にありました。理由としては、戸建てにあるようなメンテナンスがいらない、管理がラク、高齢になったときを考慮して、といったコメントがみられました。

「マンション・アパート(賃貸)」に住みたいと思う人は、特に20代男性で割合が高い傾向にありました。ライフスタイルに合わせて自由に引っ越しができる、いろいろなところに住み移りたい、といった理由があるようです。


理想の住まいとしては、戸建てを購入して住むことを理想とする人が多い結果となりました。戸建てやマンションを購入して住みたいと思う人は、資産になること、リフォームや間取りを変えるなど自由度が高い、といった利点を感じているようです。
一方で賃貸に住みたいと思う人は、引っ越しがしやすい、駅から近いなどの利便性を重視しているようです。ライフスタイル、ライフステージによっても理想の住まいの形が人それぞれありそうですね。


【調査について】

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~64歳の男女
実施時期:2022年5月2日~2022年5月5日
有効回収数:5254サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります

【調査データの引用・転載について】

調査データの引用・転載の際は、必ず「出典:LINEリサーチ」と明記いただけますようお願いいたします。引用・転載先がWebページ(メディア/ブログ等)である場合には、該当ブログ記事のURLをリンクしてご掲載ください。

報道関係者様による引用の場合、利用・掲載状況の把握のため報道関係のお客様からのお問い合わせまでご連絡いただけると幸いです。

【LINEリサーチについて】

『リサーチノート』はLINEリサーチが運営する調査メディアです。LINEリサーチでは500万人を超える豊富なモニターによりテーマごとに様々な調査が可能です。スマートフォン調査をお考えの場合は、お気軽にご相談・お問合せください。

▼LINEリサーチに関する資料のご請求はこちら▼
document_request

▼LINEリサーチでの調査や調査に関するご相談はこちら▼
inquiry_form