LINEリサーチでは、四半期毎に全国の15～24歳の男女に対して、最近の流行について自由記述形式で調査しています。今回は2022年9月の調査結果をお届けします。
◆Topics◆
1.「ONE PIECE」が総合1位！劇場版シリーズ最新作「ONE PIECE FILM RED」も急上昇2. TOP30は歌手、アイドル、ゲームタイトルが並ぶ中、TVアニメ「リコリス・リコイル」が急浮上
3. 男性はすべての年齢層で「ONE PIECE」が1位、女性は年齢層によって傾向に違いが
1. 「ONE PIECE」が総合1位！劇場版シリーズ最新作「ONE PIECE FILM RED」も急上昇
2022年9月の最新調査では、「ONE PIECE」が1位となりました。また、劇場版シリーズ最新作「ONE PIECE FILM RED」も急上昇し4位にランクインしていることから、「ONE PIECE」が盛り上がりを見せている様子がわかります。映画は、興行収入が162億円（10/4時点）を突破。前回6月の下半期流行予測の「アニメ映画編」でも1位を獲得していました。また、映画公開後に複数の人気アプリゲームをはじめ様々なスペシャルコラボもあり、注目が集まっている様子がうかがえます。週刊少年ジャンプの連載25年を経て、物語が最終章に突入し、完結に向かっており、人気がまだまだ続きそうです。
2位には、前回6月の調査結果と同様に「TikTok」がランクインしています。3位には、Nintendo Switchの「Splatoonシリーズ」が前回の80位から急上昇となりました。9月9日に待望のSplatoon3が発売されTwitterでは、先行試遊イベント「前夜祭」が開催され盛り上がりをみせていたようです。
また、アイドルグループ『THE SUPER FRUIT』のデビューシングル「チグハグ」が7位に急上昇。TikTok Weekly Top 20では5週連続で1位を獲得し話題となっており、動画も多く投稿されています。
10位には、子どもから大人まで人気の「ちいかわ」がランクイン。4月からはフジテレビの「めざましテレビ」でアニメ放送がスタート、Twitterのフォロワー数は100万人を超え人気が高まっている様子がうかがえます。
2. TOP30は歌手、アイドル、ゲームタイトルが並ぶ中、TVアニメ「リコリス・リコイル」が急浮上
11位以降は、歌手やアイドルが多くランクイン。「Snow Man」「BTS」「TWICE」「Ado」「SixTONES」が並びます。特に「Ado」は前回の323位から28位に急上昇。全体4位の「ONE PIECE FILM RED」の主題歌「新時代」や劇中歌を収録したニューアルバムも発売され注目が集まっているようです。
ゲームタイトルでは安定の人気を誇る「原神」「Apex Legends」「ウマ娘 プリティーダービー」「モンスターストライク」「ポケットモンスター/ポケモン」がランクインしています。 また、2022年7月から9月にかけて放送されたオリジナルTVアニメ「リコリス・リコイル」が今回18位に急浮上。近未来の日本を舞台に美少女の女子高生たちがテロリスト達から平和を守るために、ガンアクションを繰り広げるストーリーでそのギャップにハマる人もいるのかもしれません。
26位には、「旅行」がランクイン。調査時点の9月上旬は、学生たちにとっては夏休み中～休み明けの時期で、「旅行」に対する関心が高まっていた様子がうかがえます。調査時点では、全国旅行支援がいつから開始になるかは発表されていませんでしたが、新型コロナウィルス感染拡大も落ち着きつつあるなかで、旅行への期待は今後さらに高まっていきそうです。
3. 男性はすべての年齢層で「ONE PIECE」が1位、女性は年齢層によって傾向に違いが
男女年齢別でみると、男性はすべての年齢層で「ONE PIECE」が1位にランクインし年齢が若いほど割合が高くなっています。「Splatoonシリーズ」もすべての年齢層で3位以内に入っています。
男性15～18歳では、ゲームタイトルの「モンスターストライク」「原神」の割合が他の年齢層に比べてやや高い結果でした。また、今回の調査で急上昇した「リコリス・リコイル」は男性に人気のようですべての年齢層でランクインしています。男性23～24歳では、「旅行」が10位にランクイン。調査時点の９月ではシルバーウィーク前ということも影響していたのかもしれません。
女性はすべての年齢層で「TikTok」が3位以内で、女性19～22歳では1位となっています。同様に「なにわ男子」もすべての年代で5位以内にランクイン。特に女性23～24歳で人気が高く1位となっています。
女性15～18歳では、TikTokでバズり中のアイドルグループ『THE SUPER FRUIT』の「チグハグ」が1位にランクイン。また、継続的に上位にランクインしている「プロジェクトセカイ カラフルステージ！ feat.初音ミク」が3位でした。
女性23～24歳のその他のトピックスとしては、Twitterのマンガでお馴染みの「ちいかわ」が4位、前回6月の調査ですべての年齢層でダントツ1位となった「SPY×FAMILY」が6位に入っています。10位には、今年でデビュー7周年を迎える「TWICE」がランクイン。約3年ぶりにオフラインのファンミーティングも開催を予定しているなど今後も注目です。
9月の流行調査では話題のマンガ・アニメ映画やゲーム、アイドルグループが多くランクインしました。数か月で変化するZ世代のトレンド、3か月後の次回調査の結果もお楽しみに。
前回2022年6月の結果はこちらLINEリサーチでは、四半期に1回行っている流行調査の結果の無料レポートを提供しています。 Z世代のトレンドを参考に、皆様のマーケティングに少しでもお役立ていただければと思います。
【結果レポートに含まれる内容】
①上位300位までの性別×年代別のランキング表タレントの個人名・ゲーム・アニメタイトルが多数言及されています。
②上記300位までのエリア別のランキング表貴社注力エリアで何が流行しているのかご参考になさってください。
＜エリアの内訳＞
１）北海道・東北地方２）関東地方３）中部地方４）近畿地方５）中国・四国地方６）九州・沖縄地方
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