街中に数多くあるラーメン店。今回は10~60代の男女を対象に、好きなラーメンのチェーン店を調査。また、そのチェーン店を好きな理由についても聞いてみました。

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◆Topics◆

1.好きなラーメンのチェーン店、近畿、中国、四国では「天下一品」「来来亭」がTOP2
2.一番好きなラーメンのチェーン店TOP3を好きな理由は?

1.好きなラーメンのチェーン店、近畿、中国、四国では「天下一品」「来来亭」がTOP2

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ふだん、ラーメンのチェーン店※に行くかどうか、行く人には代表的なラーメンのチェーン店の中で一番好きなお店を聞きました。
※中華全般・点心が中心のチェーン店は除く

まず、「ラーメンのチェーン店には行かない」という人の割合は23.8%で、7割以上の人はふだんラーメンのチェーン店に行くことがあるようです。ただし、北海道と九州・沖縄では「この中にはない」「ラーメンのチェーン店には行かない」の割合が、他の地域と比べて高めでした。

好きなラーメンのチェーン店の全国TOP3は「天下一品」「一蘭」「幸楽苑」となり、TOP3に大きな差はみられませんでした。

エリア別にみていくと、札幌・旭川・函館ラーメンなどでも有名な北海道では、「ラーメン山岡家」が1位に。醤油・味噌・塩ラーメンなどのレギュラーメニューが豊富にあり、期間限定メニューも人気です。
北海道の2位は、旭川市発祥の塩ラーメン、豚骨白湯スープで知られる「らーめん山頭火」がランクイン

東北では、福島県郡山市に本社がある「幸楽苑」が3割超で圧倒的な1位に。昭和29年創業で、全国に431店舗(2022年11月16日現在)を展開。5位には、“ラーショ”とも呼ばれている「ラーメンショップ」がランクイン

関東の1位は「幸楽苑」4位にはとんこつ醤油ベースで中太麺が特長の「横浜家系ラーメン(町田商店)」が入っています。

中部の1位は、名古屋市に本社がある「スガキヤ(Sugakiya・寿がきや)」。ワンコインで食べられるメニューが多くあります。4位には「8番らーめん」がランクイン

近畿、中国、四国では、京都発祥の「天下一品」が1位となっています。鶏がらベースの濃厚なこってりスープが自慢のラーメンです。

近畿では、「神座(かむくら)」が3位にランクイン。フレンチレストランのオーナーシェフを務めていた創業者が完成させたというやさしい味わいのスープが特長的です。

中国では1位の「天下一品」と僅差で、滋賀県に本社を置くラーメン・飲茶の「来来亭」が2位にランクイン。コクがあるのにスッキリしている京都風醤油味スープで西日本を中心に人気となっています。

博多・熊本・鹿児島ラーメンなど、とんこつベースのラーメンが多くある九州・沖縄では、1位に「一蘭」、2位に「一風堂」と、とんこつ系ラーメンのチェーン店が上位を占めています。また、「筑豊ラーメン山小屋」が4位にランクイン


2.一番好きなラーメンのチェーン店TOP3を好きな理由は?

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好きなラーメンのチェーン店TOP3のお店について、それぞれ好きな理由を聞きました。

全体TOPの「天下一品」を好きな理由の1位は「スープがおいしい」で、7割超と圧倒的に高い割合です。2位以降は「麺がおいしい」「一人でも利用しやすい」が続き、スープだけでなく麺のおいしさも理由となっているようです。

全体2位の「一蘭」を好きな理由の1位も「スープがおいしい」となりましたが、2位「麺がおいしい」と3位「一人でも利用しやすい」は、ほかのお店と比べて高い割合になっています。“味集中カウンター”といわれる、一人分のスペースが間仕切りされている席のつくりは、隣が気にならず食事ができるため一人での利用がしやすそうですね。

全体3位の「幸楽苑」を好きな理由は、「値段が安い」「コストパフォーマンスがいい」がTOP2となりました。3位には「立地がいい」がランクイン

そのほかにも、中部で1位となった「スガキヤ」は「値段が安い」「コストパフォーマンスがいい」「待ち時間が少ない」「子ども連れで利用しやすい」「デザートメニューが充実している」といった理由が、ほかのお店と比べて高い割合でした。
北海道で4位となった、野菜の増量やサイズが選べる「ラーメン二郎」は、「コストパフォーマンスがいい」「トッピングがおいしい」が他店よりも高くなっていました。


ふだんから多くの人がラーメンのチェーン店を利用しており、各チェーン店はそれぞれに人気の理由があることがわかりました。地域によって好まれるスープの味にも違いがあるようです。トッピングやスープの濃さなど、お気に入りの食べ方があるという人もいそうですね。


【調査について】

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~64歳の男女
実施時期:2022年10月14日~2022年10月17日
有効回収数:5254サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります

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