LINEリサーチでは、四半期毎に全国の15~24歳の男女を対象に、最近の流行について自由記述形式で調査しています。今回は2022年下半期(9月、12月)の調査結果総括と最新12月期の詳細結果を詳しくお伝えします。

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◆Topics◆

1.【下半期総括】ワールドカップ関連、エンタメ作品やゲームが多くTOP10入り
2.【最新12月期】上位30位には、「すずめの戸締まり」や「King & Prince」などがランクイン
3.【最新12月期】男性は「FIFAワールドカップ」、女性は「silent」「チェンソーマン」が上位に

1.【下半期総括】ワールドカップ関連、エンタメ作品やゲームも多くTOP10入り

最新12月期の若者流行調査の結果では、「FIFAワールドカップ/W杯」が1割強と急上昇し1位に。9位には「サッカー」もランクインしています。12月期の調査実施タイミングが日本戦の前後ということもありますが、多くの若者がW杯に注目していた様子がわかります。

2位にアニメ「チェンソーマン」。前回83位から大きくランクアップとなりました。
3位に急上昇ランクインしたのは、川口春奈と目黒蓮(Snow man)出演の2022年の10月期ドラマsilent。見逃し配信サイト『TVer』の再生回数の最高記録更新や放映時のツイート数がトレンド1位になるなど多くの話題を呼びました。
また、ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」が5位に、「ポケットモンスター/ポケモン」が7位に入っています。2022年の11月18日にポケットモンスターシリーズの新作として「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」が発売されていることもあり、上位にランクインする結果となりました。
前回調査では2位、過去の調査でも継続的に上位にランクインしていた「TikTok」ですが、最新の調査結果では10位となりました。

下半期を通じての傾向として、9月期、12月期のタイミングの公開映画やイベントに加え、SPY×FAMILY」、「チェンソーマン」、「ONE PIECE」などアニメ作品や「Splatoonシリーズ」や「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」などゲームタイトルがTOP10 に多く並ぶ結果となりました。

総合TOP10

2.【最新12月期】上位30位には、「すずめの戸締まり」や「King & Prince」などがランクイン

続いて、最新12月期の11位以降のランキングをみていきます。
なにわ男子」や「プロジェクトセカイ カラフルステージ!feat.初音ミク」など毎回ランクインしているアイドルグループやゲームタイトルが並ぶ中、15位に「すずめの戸締まり」が急上昇でランクインしました。『君の名は。』『天気の子』の新海誠監督の作品で、11月に公開され、公開から約2か月たった今も大ヒット中となっています。21位にはTikTokなどで『ヤー!』、『パワー!』が人気となった「なかやまきんに君24位には11枚目のシングルとなる『ツキヨミ/彩り』が11月にリリースし大ヒットとなっているKing & Prince」がランクインしました。メンバー脱退の発表も話題になりました。

25位には、「ブルーロック」、26位には「ぼっち・ざ・ろっく!と2022年10月から放送が開始している2つのアニメ作品が急上昇しランクインとなりました。

TOP11-30

3.【最新12月期】男性は「FIFAワールドカップ」、女性は「silent」「チェンソーマン」が上位に

男女年齢別にみてみると、ランキングの順位や傾向は少し異なります。

男性はどの年齢層でも「FIFAワールドカップ/W杯」が1位に。男性19歳以上では2割弱となり、特に高い注目を集めた様子がうかがえます。 男性1518歳、19~22歳では「チェンソーマン」が上位となり、19~22歳、2324歳では「ポケットモンスター/ポケモン」「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」が上位となりました。全体で26位だった「ぼっち・ざ・ろっく!」は19~22歳の年齢層で8位にランクインしています。

女性は、19~22歳、2324歳の年齢層で、ドラマ「silent」が全体1位のW杯をおさえて1位となりました。女性1518歳ではアニメ「チェンソーマン」が1位に。「チェンソーマン」は年齢層で割合に違いはあるものの、男女どの年齢層でもランクインしており、若者男女ともに大注目のアニメ作品と言えそうです。
また、ちいかわ」も前回調査からじわじわと上昇し、女性を中心に流行していることがわかります。

男性はこれまでの傾向と同じくゲームタイトルやアニメ作品を中心に、女性は、アイドルグループやアニメ作品などが上位10位に並ぶ結果となりました。

男女年齢別



最新12月の流行調査では「FIFAワールドカップ/W杯」、「silent」などがトレンドとなり、上位にランクインしました。下半期を総括してみると、入れ替わりはあるもののジャンルとしては『アニメ』『ゲーム』『ドラマ・映画』作品が上位の多くを占める結果となっています。数か月で変化するZ世代のトレンド、3か月後の次回調査の結果もお楽しみに。


LINEリサーチでは、四半期に1回行っている流行調査の結果の無料レポートを提供しています。 Z世代のトレンドを参考に、皆様のマーケティングに少しでもお役立ていただければと思います。

【結果レポートに含まれる内容】

①上位300位までの性別×年代別のランキング表
タレントの個人名・ゲーム・アニメタイトルが多数言及されています。

②上記300位までのエリア別のランキング表
貴社注力エリアで何が流行しているのかご参考になさってください。

<エリアの内訳>
1)北海道・東北地方
2)関東地方
3)中部地方
4)近畿地方
5)中国・四国地方
6)九州・沖縄地方
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【調査について】

2022年12月度調査
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~24歳の男女
実施時期:2022年12月1日~12月5日
有効回収数:4460サンプル
※回収比率は、[男性]15-18歳:19-22歳:23-24歳:[女性]15-18歳:19-22歳:23-24歳が2:2:1:2:2:1
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2022年9月度調査
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~24歳の男女
実施時期:2022年9月1日~9月5日
有効回収数:4733サンプル
※回収比率は、[男性]15-18歳:19-22歳:23-24歳:[女性]15-18歳:19-22歳:23-24歳が2:2:1:2:2:1


※「最近流行っているコト・モノ・ヒト」について自由記述形式で聴取
※回答をコーディングしてランキング化
※特になし/不明に該当する回答のみの対象は、分析対象から除外

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