電気代の値上がりなども話題となっている昨今、節電を意識している人はどのくらいいるのでしょうか?今回は10~60代の男女を対象に、節電についての調査を実施。節電への意識や、どんな節電方法をしているか聞きました。

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◆Topics◆

1.年代が上がると節電を意識する人の割合が高まる傾向
2.節電方法は?すべての年代でも「こまめに家電のスイッチを切る」「服装を調整する」がTOP2

1.年代が上がると節電を意識する人の割合が高まる傾向

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ふだん「節電」をどのくらい意識しているか聞きました。全体では「どちらかといえば意識している」がもっとも高く54%。次いで「意識している」が27%で続いています。
「意識している」と「どちらかといえば意識している」を合わせた、節電を【意識している人】は8割超という結果に。多くの人が節電を意識していることがわかります。

年代別にみると、30代以上から年代が上がるにつれて「意識している」の割合が高くなり、50~60代では3割超です。
また、「意識している」と「どちらかといえば意識している」を合わせた、節電を【意識している人】は、どの年代でも7割以上の高い割合となっています。特に、60代では9割超に。年代が上がるほど節電に対する意識も高まるようです。

男女別にみると、【意識している人】は男女ともに8割前後で、やや女性のほうが高くなっていました。


2.節電方法は?すべての年代でも「こまめに家電のスイッチを切る」「服装を調整する」がTOP2

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次に、ふだん「節電」のためにやっていることについて聞きました。ふだん節電を意識していない人にも、やっていることがあれば回答してもらいました。

全体TOPは「こまめに家電のスイッチを切る」で46.3%、次に「服装を調整する」が44.4%となり、TOP2は僅差となりました。
3位以降は、「冷暖房家電の設定温度を見なおす」「LEDの照明に切り替える」が3割台でランクインしています。

グラフにはありませんが、すべての年代で「こまめに家電のスイッチを切る」、「服装を調整する」がTOP2となりました。多くの人に節電方法として定着しているといえそうです。3位以降は、年代によって順位に差がみられました。

節電を意識している人の割合が特に高かった50~60代では、ほかの年代よりも各項目の割合が高くなっていました。その中でも特に、「LEDの照明に切り替える」がほかの年代と比べて高い割合でした。さらに、60代では「省エネ型の家電を使う」が他の年代よりも高めでした。60代は家電を買うときから節電を意識している人が多いようです。

10代では、「画面の明るさを調整する」「音量を大きくしすぎないように調整する」が他の年代と比べて高い割合でした。スマホで動画を見たり、音楽を聴いたりする際に、画面の明るさや音量を意識して調整している様子がうかがえます。スマホには低電力モードもあり、電力の消費を抑えるために利用している人もいるかもしれません。
また、10代では「冷蔵庫のドアを開ける時間を短くする」も高く、家族と暮らしている生活の中で、習慣になっている人が多いのかもしれません。

男女別にみると、全体的に各選択肢の割合は女性のほうが高くなっていました。
特に、「服装を調整する」「冷暖房家電の設定温度を見なおす」「衣類の乾燥機能を使わないようにする」の3つの項目は、男性と比べて女性で高い割合でした。


多くの人が節電を意識していることがわかり、家の中での節電が習慣になっている人も多そうです。また、年代に関係なくさまざまな節電方法をしている様子もうかがえます。電気代が値上がりをしている今、節電への意識はますます高まっていきそうですね。


【調査について】

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~64歳の男女
実施時期:2023年1月12日~2023年1月14日
有効回収数:5254サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります

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