◆Topics◆
1.平均睡眠時間は若い年代ほど「8時間以上」の割合が高い傾向2.よい睡眠をとるためにしていることは?「照明・明かりを暗くする」が3割超
1.平均睡眠時間は若い年代ほど「8時間以上」の割合が高い傾向
1日あたりの平均睡眠時間※について聞きました。
※昼寝を除く、平日・休日を合わせた大体の平均睡眠時間
全体では「6時間~7時間未満」の割合が最も高く、3割超となりました。次いで「5時間~6時間未満」が2割超、「7時間~8時間未満」が2割で続きます。
年代別にみると、50代を除くすべての年代でも「6時間~7時間未満」の割合が最も高く、それぞれ3割超~3割台後半です。
「8時間以上」の割合は、若い年代ほど高い傾向にあり、10代では2割弱となっています。
「7時間~8時間未満」と「8時間以上」を合わせた【7時間以上】の割合も、若い年代ほど高い傾向がみられました。特に10~20代では4割超の高い割合となっていました。
「5時間~6時間未満」の割合は50~60代で3割前後と高くなっており、男女別でも大きな差はありませんでした。また、40~60代では「5時間未満」の割合も他の年代に比べやや高くなっていました。50代では、「5時間未満」と「5時間~6時間未満」を合わせた【6時間未満】の割合が最も高く、男女ともに5割弱でした。
日本人の睡眠時間は平均7時間42分(※)といわれていますが、若い年代ほど睡眠時間が長い傾向にあることがわかりました。
※出典:厚生労働省e-ヘルスネット「健やかな眠りの意義」
2.よい睡眠をとるためにしていることは?「照明・明かりを暗くする」が3割超
ふだん、よい睡眠をとる(睡眠の質を上げる)ためにしていることについて聞きました。
「特に何もしていない」という人は、全体で約3割となり、女性よりも男性の割合が高い結果でした。また、年代でみると10代で35%と高めでした。
していることの全体のTOPは「照明・明かりを暗くする」で、3割台後半の高い割合でした。2位以降は「お風呂にゆっくり入る・リラックスする」が2割超、「寝具を工夫する」が約2割で続きました。
年代別にみると、すべての年代でもTOP3が同じ結果となっています。
3位の「寝具を工夫する」は、年代が上がるほど高い傾向がみられ、特に50~60代で高くなっています。
「寝る前には、カフェイン・アルコールをとらない」は、10代・30代で高めとなっており4位。特に、10代女性、30代女性で2割前後と高くなっていました。
そのほかにも、「起きたら日の光を浴びる」は、30代以上で割合が高めとなっています。
10代では、「スマホやタブレット、パソコンなどを見ないようにする」の割合がほかの年代に比べて高めで、8位にランクインしています。
男女別にみると、全体的に女性のほうが男性と比べて各回答の割合がやや高い傾向がみられます。
特に、「照明・明かりを暗くする」「お風呂にゆっくり入る・リラックスする」「寝る前には、カフェイン・アルコールをとらない」「温かい飲み物を飲む」は、男性と比べて女性で高い割合でした。
「照明・明かりを暗くする」は、すべての年代でTOPとなりましたが、特に50~60代の女性で割合が高くなっていました。
「遅い時間の夕食は避ける」は、60代女性で2割弱と高めの割合でした。
心身の健康を保つためにかかせない睡眠ですが、最近では睡眠時間だけでなく、質にも注目されています。多くの人は明かりを暗くしたり、リラックスをしたりなど何らかの工夫をしているようです。今回の調査結果も参考に、より質の高い睡眠がとれるとよいですね。
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