LINEリサーチでは、四半期ごとに全国の15~24歳の男女を対象に、最近の流行について自由記述形式で調査しています。今回は2024年下半期(9月、12月)の調査結果総括と最新12月期の結果を詳しくお伝えします。

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◆Topics◆

1.【下半期総括】「BeReal.」「TikTok」がTOP5入り。最新12月期は「Pokémon Trading Card Game Pocket」「APT.」「ダンダダン」が急上昇
2.【最新12月期TOP30】「ポケモン」関連、「かわいいだけじゃだめですか?」「CUTIE STREET」、「菊池風磨」が急上昇
3.【最新12月期男女別】「Pokémon Trading Card Game Pocket」は男性で大流行。女性では「ちいかわ」「FRUITS ZIPPER」も人気


1.【下半期総括】「BeReal.」「TikTok」がTOP5入り。最新12月期は「Pokémon Trading Card Game Pocket」「APT.」「ダンダダン」が急上昇

■下半期総括
下半期(9月期・12月期)を通じて、TOP5にBeReal.」「TikTok」、TOP10にMrs. GREEN APPLE」「ゲーム」「ちいかわ」がランクインしており、流行が続いていることがわかります。

■最新12月期
TOP10内に初登場が3つランクインという結果になりました。

1位は、トレーディングカードゲーム『ポケモンカードゲーム』のスマホアプリ版として、2024年10月30日にリリースしたPokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)でした。リリースから1ヶ月半で全世界累計6,000万DL(2024年12月時点)を突破し、異例の大ヒットアプリがZ世代でも話題に。

2位の「APT.(アパトゥ)」は、BLACKPINKのロゼとブルーノ・マーズによるコラボソング。韓国の飲み会ゲーム「アパトゥ・ゲーム」の掛け声にインスパイアされたキャッチーなフレーズとリズムがSNSを中心に拡散し注目を集めています。こちらも2024年10月にリリースされ、2025年1月に、Billboard JAPANチャートにおけるストリーミングの累計再生回数が1億回を突破しています。

5位にランクインしたのは、2024年10月からアニメ配信がスタートしたダンダダン。原作は「少年ジャンプ+」で連載中の龍幸伸氏による幽霊の存在を信じる女子高生とUFOの存在を信じるオタクの男子高生が、怪奇現象と戦うオカルティック怪奇バトル漫画。オカルト要素に、恋とギャグが合わさった新感覚アニメが話題になっているようです。

そのほか、女性アイドルグループFRUITS ZIPPER」が急上昇し7位に。SNSを中心に大バズリした代表曲「わたしの一番かわいいところ」をきっかけに、日本武道館でのライブや2ndシングル「NEW KAWAII/フルーツバスケット」がリリースされるなど注目が集まっている様子がうかがえます。

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2.【最新12月期TOP30】「ポケモン」関連、「かわいいだけじゃだめですか?」「CUTIE STREET」、「菊池風磨」が急上昇

続いて、最新12月期の11位以降のランキングをみていきます。

ポケモンカードゲーム」「ポケットモンスター/ポケモン」が9月期より上昇し、それぞれ11位と20位にランクインしました。1位のスマホアプリ版「Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)」の影響もあってか、改めて注目されたのかもしれません。

17位の「かわいいだけじゃだめですか?」は2024年9月にリリースされた楽曲で、SNSで人気が急拡大しました。この曲を歌う女性アイドルグループ「CUTIE STREET」も22位にランクインしています。
アイドルグループtimeleszのメンバー菊池風磨」が21位にランクイン。2024年9月よりNetflixで配信されている新メンバー募集オーディション「timelesz project -AUDITION-」(通称タイプロ)での言動もZ世代の注目を集めたようです。

また、「バーチャルYouTuber/Vtuber」が24位になりました。23位の「にじさんじを含め、「バーチャルYouTuber/Vtuber」の流行が続いていることがわかります。

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3.【最新12月期男女別】「Pokémon Trading Card Game Pocket」は男性で大流行。女性では「ちいかわ」「FRUITS ZIPPER」も人気

最新12月期を男女年齢別に見てみましょう。

総合1位の「Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)」は女性23~24歳を除く、すべての年齢層で1位でした。特に、男性15~18歳、男性19~22歳では2位以下と圧倒的な差があり、大流行している様子です。
女性23~24歳の1位は「ちいかわでした。2024年6月期、9月期と3期連続1位で、継続して流行していることがわかります。「ちいかわ」は女性19~22歳でも4位にランクインしていました。

総合2位「APT.(アパトゥ)」と総合5位「ダンダダン」はすべての年齢層でTOP10に入り、Z世代で幅広く流行していることがわかります。

男性では「ゲーム」がすべての年齢層でTOP5入り。「ポケモンカードゲーム」はすべての年齢層で、「Brawl Stars(ブロスタ)」は男性15~18歳と男性23~24歳で、「原神」は男性15~18歳と男性19~22歳でTOP10にランクインとゲーム関連が引き続き上位になっています。

女性では「K-POP」がすべての年齢層でTOP10に入っていました。また、総合で7位の「FRUITS ZIPPER」は女性19~22歳と女性23~24歳でTOP5入り、女性15~18歳では8位と特に女性に人気な様子がうかがえます。そのほか特徴的な傾向として、総合16位のSnow Man」は女性23~24歳で4位、総合23位の「にじさんじ」は女性15~18歳で9位にランクインしました。また、唯一の食べものとして「アサイーボウル」が女性19~22歳と女性23~24歳で9位にランクインと年齢層によってランキングに違いが見られました。

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2024年下半期では、「BeReal.」「TikTok」がTOP5にランクインしていました。
その一方、最新12月期の調査では、10月にリリースされた「Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)」が1位となり大流行していることがわかりました。ほかにも10月にリリースされた「APT.(アパトゥ)」やアニメ配信がスタートした「ダンダダン」が短期間で流行していることもわかりました。
数か月で変化するZ世代のトレンド、3か月後の次回調査の結果もお楽しみに。


関連調査
若年流行調査(2024年9月期)


LINEリサーチでは、四半期に1回行っている流行調査の結果の無料レポートを提供しています。 Z世代のトレンドを参考に、皆様のマーケティングに少しでもお役立ていただければと思います。
【結果レポートに含まれる内容】

①上位300位までの性別×年齢区分別のランキング表
タレントの個人名・ゲーム・アニメタイトルが多数言及されています。

②上記300位までのエリア別のランキング表
貴社注力エリアで何が流行しているのかご参考になさってください。

<エリアの内訳>
1)北海道・東北地方
2)関東地方
3)中部地方
4)近畿地方
5)中国・四国地方
6)九州・沖縄地方
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【調査について】

2024年12月度調査
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~24歳の男女
実施時期:2024年12月1日~12月3日
有効回収数:4730サンプル
※回収比率は、[男性]15-18歳:19-22歳:23-24歳 [女性]15-18歳:19-22歳:23-24歳が2:2:1:2:2:1

2024年9月度調査
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~24歳の男女
実施時期:2024年9月1日~9月3日
有効回収数:4733サンプル
※回収比率は、[男性]15-18歳:19-22歳:23-24歳 [女性]15-18歳:19-22歳:23-24歳が2:2:1:2:2:1

※「最近流行っているコト・モノ・ヒト」について自由記述形式で聴取
※回答をコーディングしてランキング化
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります

【調査データの引用・転載について】

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