今回は10~60代の男女を対象に、ふだん使っているお財布のタイプについて調査しました。さらに、お財布の中に入っているものについても聞いてみました。

main

◆Topics◆

1.ふだん使っているお財布は、30代以上は「長財布」、20代以下は「二つ折り財布」が多い
2.現金以外のお財布の中身は10代「レシート」、20代以上「クレジットカード」が最多

1.ふだん使っているお財布は、30代以上は「長財布」、20代以下は「二つ折り財布」が多い

graph_1

ふだん使っているお財布のタイプについて聞いたところ、全体では「長財布」が約5割で1位となりました。2位は3割台後半で「二つ折り財布」でした。

年代別にみると、「長財布」は年代が上がるほど高くなる傾向があり、30代では約5割、40~60代では5割を超えています。特に40代以上の女性では、6割台と高くなっていました。

「二つ折り財布」は10~20代では4割台と他の年代より高く、1位となりました。30代以上では3割台で2位と年代による違いがみられました。

「三つ折り財布」も、年代が若くなるほど割合が高い傾向がみられます。特に10代女性では4割強の高さで1位となり、20代女性でも3割強で2位でした。
ここ数年は、必要最低限の荷物だけを入れる小さめのバッグが流行っていることもあり、若い年代ではコンパクトなお財布が好まれているのかもしれません。

「コインケース(小銭入れ)」は、60代で約2割とやや高めの割合になっています。

グラフにはありませんが、男女ともに1位は「長財布」でした。
しかし、男性では、1位「長財布」と2位「二つ折り財布」の差が女性より小さく、それぞれ4割台でした。男性は服のポケットにお財布を入れることが多いため、「二つ折り財布」の利用が高いのかもしれませんね。

2.現金以外のお財布の中身は10代「レシート」、20代以上「クレジットカード」が最多

graph_2


お財布を使っている人に現金(硬貨、紙幣)を除いて、ふだんお財布の中に入れているものを聞きました。

全体では、「クレジットカード」が7割強で1位でした。2位以降は「ポイントカード」「免許証」「保険証」「キャッシュカード」が5~6割台で続きました。

年代別にみると、10代と20代以上でランキングに違いがみられます。

まず、20代以上では、すべての年代で「クレジットカード」が7割を超えて1位ですが、10代では「レシート」が約6割で1位でした。

10代では「学生証」「プリクラ」「交通系ICカード」が、ほかの年代と比べて高い割合でランクインしています。10代女性では「レシート」が6割台半ば、「プリクラ」が4割強と高くなっていました。
特別な日の記念レシートや友人と撮影したプリクラなどを思い出としてお財布に入れている、という人もいるのかもしれませんね。

また、10代は「おみくじ」が8位に入っており、ランキング外ではあるものの、20代でも他の年代より高い割合でした。

20代以上では、10位までの項目は同じですが、順位や割合に違いがありました。
20~30代では「免許証」「保険証」、40代では「免許証」「ポイントカード」がそれぞれ6割超50代以上では「ポイントカード」「キャッシュカード」が5~6割超でTOP3に入りました。
また、「マイナンバーカード」は20~30代で約5割ですが、40代以上では約4割に下がります。

グラフにはありませんが、男女別にみると「ポイントカード」「クーポン券/割引券」「レシート」「商品券」は女性のほうが高い割合でした。「ポイントカード」は特に40代以上の女性で7割台半ばと高くなっていました。「ポイントカード」などお得に利用するものをお財布に多く保管しているのかもしれません。


お財布のタイプは、若い年代ではコンパクトなものが好まれる傾向にあることや、お財布の中身は、カード類が多く、年代によって違いがあることがわかりました。
今後、キャッシュレス化やカード類のデジタル化がさらに進んでいくにつれ、お財布の中身やお財布のタイプがどのように変わっていくのか、気になりますね。

次回は3月24日更新予定です。お楽しみに!

LINEリサーチでは、トレンドや業界別の動向に加えて、若年層を対象にした調査を多く実施しております。ご自身の担当サービスや商品の調査だったらどうでしょうか?エリアや年代に絞った調査などカスタマイズが可能です。消費者にこんなこと聞きたい、こんな質問できないの?まずは気軽にご相談ください。
5.green2


【調査について】

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~69歳の男女
実施時期:2025年2月5日~2025年2月7日
有効回収数:5255サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります

【調査データの引用・転載について】

調査データの引用・転載の際は、必ず「出典:LINEリサーチ」と明記いただけますようお願いいたします。引用・転載先がWebページ(メディア/ブログ等)である場合には、該当ブログ記事のURLをリンクしてご掲載ください。

報道関係者様による引用の場合、利用・掲載状況の把握のため報道関係のお客様からのお問い合わせまでご連絡いただけると幸いです。

【LINEリサーチについて】

『リサーチノート』はLINEリサーチが運営する調査メディアです。LINEリサーチでは700万人以上の豊富なモニターによりテーマごとに様々な調査が可能です。スマートフォン調査をお考えの場合は、お気軽にご相談・お問合せください。

2.white1

4.green1