今回は中高生の“通話事情”についてリサーチ。よく通話をする相手や、友だちとの通話時間や話題、さらにビデオ通話の頻度についても聞いてみました。
◆Topics◆
1.中高生の半数弱が【週に1日以上】音声通話をしている
2.ふだんよく通話をする相手は男子で「同じ学校の友だち」、女子で「母親」が1位
3.友だちとの音声通話、女子は1回あたり「2時間以上」が3割弱
4.中高生が音声通話で話題にするのはどんな内容?
5.中高生のビデオ通話の頻度は低い
中高生に予約や問い合わせの電話ではなく、家族・友だち・知り合いなどへの電話として、ふだん音声通話(※1)をどのくらいするか聞きました。
※1 ビデオ通話(映像付きの通話)は除き、固定電話・スマホの標準電話・LINEの無料通話などの【音声通話】について、グループ通話もすべて含みます。
中高生全体でみると、【週に1日以上(※2)】音声通話をする人が4割台後半となりました。男子中高生では5割強、女子中高生では4割強で、男子中高生のほうが音声通話の頻度が高いようです。
グラフにはありませんが、女子中学生の1割台半ばが「まったくしない」と回答。また、女子高校生の約2割が「月に1日より少ない」と回答しました。
※2 「ほぼ毎日」「週に4~5日」「週に2~3日」「週に1日」の合計
ふだん音声通話をする中高生に、ビデオ通話(映像付きの通話)は除き、よく音声通話をする相手を聞きました。
全体では、「同じ学校の友だち」が最も高く、5割台半ばでした。2位は僅差で「母親」、3位は「父親」でした。
男子中学生では、「同じ学校の友だち」が7割台半ばで1位となり、「母親」「父親」が続きます。
4位「同じ趣味の友だち」、5位「幼なじみ・近所の友だち」も2割弱と高めの割合でした。男子中学生は、同じ学校以外の身近な友だちとも通話しているようです。
一方、女子中学生では「母親」の割合が男子中学生より高く、6割台半ばで1位になりました。3位の「父親」も4割強でほかの層と比べて割合が高く、家族とも電話でよくコミュニケーションをとっている様子がうかがえます。
男子高校生をみると、「同じ学校の友だち」が5割強で1位でした。「母親」「父親」が続きますが、男子中学生より割合が低くなっています。また、「別の学校の友だち」が2割強とほかの層より高めでした。中学時代の友だちとの付き合いが続いている、という人も多いのかもしれませんね。
一方、女子高校生では「母親」が6割強で1位です。家族が上位にランクインしているのは女子中学生と同じですが、「恋人(彼氏・彼女)」の割合がより高くなっていました。
友だちと音声通話をする中高生に、ビデオ通話(映像付きの通話)は除き、1回あたりのだいたいの通話時間を聞きました。
男子中高生では「5分未満」、女子中高生では「2時間以上」が最も高く、それぞれ3割弱でした。
女子中高生は音声通話の頻度は高くないものの、通話時間は男子中高生より長い傾向にあるようです。
男子中学生では「趣味(ゲーム、アニメ、スポーツ、音楽など)のこと」が6割強で1位。2位以降は、「勉強のこと」「約束や連絡(〇日に行こう、今ここにいるなど)に関すること」「友だちのこと」「学校で起きた出来事(授業や先生など)のこと」が4割台で続きます。
一方、女子中学生では「友だちのこと」「約束や連絡に関すること」「趣味のこと」が5割強でTOP3となりました。
高校生の傾向をみると、男子高校生は「趣味のこと」が5割台半ばで1位。一方、女子高校生では「学校で起きた出来事のこと」が6割弱で1位となりました。男女ともに2位は「約束や連絡に関すること」でした。女子高校生では「友だちのこと」が2位と僅差で3位でした。
女子中高生は男子中高生と比べて各項目の割合が高く、さまざまなことを話題にしているようです。通話時間が長い傾向にあることも関連していそうですね。
また、女子高校生では「学校で起きた出来事のこと」「恋愛のこと」「進路・将来のこと」などが女子中学生より高くなっていました。年齢が上がるにつれ、受験や進路など自分の将来や、恋愛の悩みを友だちに相談する人が増えているのかもしれません。
最後に、「音声通話」だけでなく、「ビデオ通話」はどのくらいしているのでしょうか?
中高生に予約や問い合わせではなく、家族・友だち・知り合いなどに、ふだんビデオ通話(※)をどのくらいするかを聞いてみました。
※スマホ/LINEのビデオ通話、Zoomのビデオ通話など【映像付きのビデオ通話】について、グループ通話もすべて含みます。
中高生ともに「まったくしない」が4割台で最も高く、次に「月に1日より少ない」が続きますが、中学生のほうが「ビデオ通話」をする頻度がやや高くなっています。また、音声通話では【週に1日以上】が4割台後半でしたが、ビデオ通話では約1割と頻度に違いがみられました。
次回は4月10日更新予定です。お楽しみに!
【調査データの引用・転載について】
◆Topics◆
1.中高生の半数弱が【週に1日以上】音声通話をしている2.ふだんよく通話をする相手は男子で「同じ学校の友だち」、女子で「母親」が1位
3.友だちとの音声通話、女子は1回あたり「2時間以上」が3割弱
4.中高生が音声通話で話題にするのはどんな内容?
5.中高生のビデオ通話の頻度は低い
1.中高生の半数弱が【週に1日以上】音声通話をしている
中高生に予約や問い合わせの電話ではなく、家族・友だち・知り合いなどへの電話として、ふだん音声通話(※1)をどのくらいするか聞きました。
※1 ビデオ通話(映像付きの通話)は除き、固定電話・スマホの標準電話・LINEの無料通話などの【音声通話】について、グループ通話もすべて含みます。
中高生全体でみると、【週に1日以上(※2)】音声通話をする人が4割台後半となりました。男子中高生では5割強、女子中高生では4割強で、男子中高生のほうが音声通話の頻度が高いようです。
グラフにはありませんが、女子中学生の1割台半ばが「まったくしない」と回答。また、女子高校生の約2割が「月に1日より少ない」と回答しました。
※2 「ほぼ毎日」「週に4~5日」「週に2~3日」「週に1日」の合計
2.ふだんよく通話をする相手は男子で「同じ学校の友だち」、女子で「母親」が1位
ふだん音声通話をする中高生に、ビデオ通話(映像付きの通話)は除き、よく音声通話をする相手を聞きました。
全体では、「同じ学校の友だち」が最も高く、5割台半ばでした。2位は僅差で「母親」、3位は「父親」でした。
男子中学生では、「同じ学校の友だち」が7割台半ばで1位となり、「母親」「父親」が続きます。
4位「同じ趣味の友だち」、5位「幼なじみ・近所の友だち」も2割弱と高めの割合でした。男子中学生は、同じ学校以外の身近な友だちとも通話しているようです。
一方、女子中学生では「母親」の割合が男子中学生より高く、6割台半ばで1位になりました。3位の「父親」も4割強でほかの層と比べて割合が高く、家族とも電話でよくコミュニケーションをとっている様子がうかがえます。
男子高校生をみると、「同じ学校の友だち」が5割強で1位でした。「母親」「父親」が続きますが、男子中学生より割合が低くなっています。また、「別の学校の友だち」が2割強とほかの層より高めでした。中学時代の友だちとの付き合いが続いている、という人も多いのかもしれませんね。
一方、女子高校生では「母親」が6割強で1位です。家族が上位にランクインしているのは女子中学生と同じですが、「恋人(彼氏・彼女)」の割合がより高くなっていました。
3.友だちとの音声通話、女子は1回あたり「2時間以上」が3割弱
友だちと音声通話をする中高生に、ビデオ通話(映像付きの通話)は除き、1回あたりのだいたいの通話時間を聞きました。
男子中高生では「5分未満」、女子中高生では「2時間以上」が最も高く、それぞれ3割弱でした。
女子中高生は音声通話の頻度は高くないものの、通話時間は男子中高生より長い傾向にあるようです。
4.中高生が音声通話で話題にするのはどんな内容?
男子中学生では「趣味(ゲーム、アニメ、スポーツ、音楽など)のこと」が6割強で1位。2位以降は、「勉強のこと」「約束や連絡(〇日に行こう、今ここにいるなど)に関すること」「友だちのこと」「学校で起きた出来事(授業や先生など)のこと」が4割台で続きます。
一方、女子中学生では「友だちのこと」「約束や連絡に関すること」「趣味のこと」が5割強でTOP3となりました。
高校生の傾向をみると、男子高校生は「趣味のこと」が5割台半ばで1位。一方、女子高校生では「学校で起きた出来事のこと」が6割弱で1位となりました。男女ともに2位は「約束や連絡に関すること」でした。女子高校生では「友だちのこと」が2位と僅差で3位でした。
女子中高生は男子中高生と比べて各項目の割合が高く、さまざまなことを話題にしているようです。通話時間が長い傾向にあることも関連していそうですね。
また、女子高校生では「学校で起きた出来事のこと」「恋愛のこと」「進路・将来のこと」などが女子中学生より高くなっていました。年齢が上がるにつれ、受験や進路など自分の将来や、恋愛の悩みを友だちに相談する人が増えているのかもしれません。
5.中高生のビデオ通話の頻度は低い
最後に、「音声通話」だけでなく、「ビデオ通話」はどのくらいしているのでしょうか?
中高生に予約や問い合わせではなく、家族・友だち・知り合いなどに、ふだんビデオ通話(※)をどのくらいするかを聞いてみました。
※スマホ/LINEのビデオ通話、Zoomのビデオ通話など【映像付きのビデオ通話】について、グループ通話もすべて含みます。
中高生ともに「まったくしない」が4割台で最も高く、次に「月に1日より少ない」が続きますが、中学生のほうが「ビデオ通話」をする頻度がやや高くなっています。
中高生の音声通話は、性別によって違いがあることがわかりました。男子は友だちとの通話が多く、女子は家族との通話が多い傾向があります。また、友だちとの通話の内容は、男子は「趣味のこと」が多く、女子はさまざまな話題を話し、通話時間も長めなこともわかりました。
次回は4月10日更新予定です。お楽しみに!
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※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります【調査データの引用・転載について】
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