全国の15~69歳の男女を対象に、一番好きな銀行について調査。また、その銀行を好きな理由についても聞きました。
SUMMARY
【一番好きな銀行ランキング】
10~20代で「ゆうちょ銀行」、30代以降では「地方銀行(地銀)」が1位。30代では「楽天銀行」が2位にランクイン。
【一番好きな銀行TOP3を好きな理由】
「地方銀行(地銀)」は利便性と生活密着が支持。「ゆうちょ銀行」は店舗・ATMの多さと安心感。「三菱UFJ銀行」は信頼と知名度。
◆目次◆
1.一番好きな銀行ランキング2.一番好きな銀行TOP3を好きな理由
1.一番好きな銀行ランキング
いま口座を持っていない銀行も含め、一番好きな銀行を聞きました。
全体では1位が「地方銀行(地銀)」、2位が「ゆうちょ銀行」となり、地域密着型の銀行が上位でした。3位以降は、「三菱UFJ銀行」「三井住友銀行」のメガバンクが続き、5位には、ネット銀行の「楽天銀行」がランクインしました。
年代別にみると、10~20代では「ゆうちょ銀行」が1位に。特に20代では男女ともに2割強と、ほかの年代よりも高い割合でした。
30代以降では「地方銀行(地銀)」が1位で、特に40代女性では2割台半ばと高めになっていました。
また、30代では「楽天銀行」が2位にランクイン。特に30代男性では「楽天銀行」がほかの年代と比べて1割台半ばと高くなっていました。「楽天銀行」は、楽天証券や楽天カードと連携するとポイント還元や優遇金利などのサービスを受けられるため、まとめて利用している人もいそうですね。
10代では、ネット銀行の「セブン銀行」が3位にランクイン。また、「特にない/わからない」の割合が4割台半ばと高くなっていますが、まだ自分で銀行口座を作る機会が少ないのかもしれません。
グラフにはありませんがエリア別では、関東・近畿以外の地域で「地方銀行(地銀)」が1位に。
また、中部では、旧東海銀行などの統合により誕生した「三菱UFJ銀行」が2位、近畿では、旧住友銀行とさくら銀行が合併して発足した「三井住友銀行」が2位となり、地域とのつながりがうかがえます。
北海道では「セブン銀行」が3位、東北、中国、四国、九州・沖縄では「楽天銀行」が3位となり、コンビニATMやスマホで手軽に使えるネット銀行の利便性が支持されているようです。
2.一番好きな銀行TOP3を好きな理由
一番好きと回答した銀行TOP3を好きな理由について聞きました。
全体1位「地方銀行(地銀)」を好きな理由では、「店舗やATMが多く、利用しやすい」が4割台半ばで1位に。2位の「給与振込や年金受取などで使っている」も約4割と高い割合でした。
また、4位の「家族・友だち・同僚など周りに利用者が多い」も比較的高い割合で、30代以降で1位となった「地方銀行(地銀)」は、利便性や安心感に加えて日々の生活に深く関わっている銀行といえそうです。
全体2位「ゆうちょ銀行」を好きな理由の1位は、「店舗やATMが多く、利用しやすい」で5割台半ば、2位は「信頼感・安心感がある」が3割台後半で続きます。
10~20代で1位だった「ゆうちょ銀行」は、全国展開をしている店舗やATMによる使いやすさと安心感が支持されているようです。
全体3位「三菱UFJ銀行」を好きな理由として、「信頼感・安心感がある」「店舗やATMが多く、利用しやすい」が4割強でTOP2となりました。
「給与振込や年金受取などで使っている」「有名だから」も3割前後で続き、メガバンクならではの信頼・安心感と知名度の高さが評価されているようです。
そのほかにも、30代で2位だった「楽天銀行」は、「金利・ポイント還元・キャッシュバックなどおトクな特典が多い」「アプリ/インターネットバンキングが使いやすい」が4割台と高く、お得感やネット銀行ならではのサービスが強みとなっているようです。
また、近畿で2位だった「三井住友銀行」は、「信頼感・安心感がある」「給与振込や年金受取などで使っている」の割合が3割台で、メガバンクとしての信頼性の高さがうかがえます。
さらに10代で3位、北海道でも3位だった「セブン銀行」は、「店舗やATMが多く、利用しやすい」が7割強にのぼり、顕著に高い割合でした。
地方銀行、メガバンク、ネット銀行それぞれの良さがあり、地域性やライフスタイルに合わせて、自分に合った銀行が好まれているようですね。
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