本調査では、全国の15〜24歳を対象に「生成AIサービスの利用とその内容」を継続的に確認していきます。
今回は、2026年3月期の調査結果を、2025年9月期および12月期からの変化とあわせてご紹介します。
日々進化する生成AIを若年層がどのように利用しているのか、今後どのように変化していくのかを感じ取っていただければ幸いです。
SUMMARY
【ふだん生成AIでしていること(全体・時系列)】
2026年3月期の生成AI利用率は前期より増加し、8割台半ばに到達 。学習や作業などの実用的な使い方だけでなく、「人間関係の相談」、「旅行プランの相談」など、日常の相談相手としての利用も増加。
【ふだん生成AIでしていること_目的分類まとめ(男女年齢別)】
【ふだん生成AIでしていること_目的分類まとめ(男女年齢別)】
「調べもの」は全ての層で高い割合、一方、高校生や大学生層では「勉強・課題」での利用が活発 。全体的に女性のほうが生成AI利用率が高く、特に「相談/アドバイス」は15〜24歳女性の各層の約半数が利用しており、身近で頼れる存在になっている様子がうかがえる。
◆目次◆
1.ふだん生成AIでしていること(時系列)2.ふだん生成AIでしていること_目的分類まとめ(男女年齢別)
1.ふだん生成AIでしていること(時系列)
まずは、ふだんの生成AIの利用状況について時系列でみていきましょう。
この層の生成AIの利用率は、回を重ねるごとに増加し、2026年3月期には8割台半ばとなりました。
利用目的の1位は「ふと気になったことを調べる」でした。次いで2位は「勉強や課題のサポート/試験対策」、3位は「文章の作成/添削/要約」と続きました。
1位の「ふと気になったことを調べる」は前回から大きく増え、より身近な存在となっているようです。一方、2位「勉強や課題のサポート/試験対策」、3位「文章の作成/添削/要約」といった勉強や仕事のサポートでの利用については前回からあまり変化はみられませんでした。
また、「人間関係の相談」も前回より増加しています。進級や進学を控え、友人関係で相談したいことが増える時期なのかもしれません。
そのほかにも「旅行プランの相談」も増えました。春休みの旅行や卒業旅行など、生成AIを使ってオリジナル旅行計画を練った、という人も多そうですね。
2025年9月期からの変化をみていくと、学習や作業のサポートといった実用的な使い方だけでなく、日常のちょっとした疑問の解決や、悩みごとの相談相手、旅行のプランニング役としてAIを活用する人が増えていることがわかりました。
2.ふだん生成AIでしていること_目的分類まとめ(男女年齢別)
続いて、生成AIの利用目的を男女年齢別に比較してみます。
まず、生成AIを「利用していない」の割合は、女性15〜22歳では約9%と低く、裏を返すと、この層で活発に利用されていることがわかります。
一方、男女とも23〜24歳では「利用していない」がやや高くなっています。社会人が多い年齢になるため、「勉強/課題」で利用する機会が少ない、ということが理由となっているかもしれません。
目的別にみると、「調べもの」はすべての層で約50〜65%と高い割合となっており、年齢にかかわらず定着しているようです。
「勉強/課題」での利用は、男女ともに15〜18歳(高校生層)と19〜22歳(大学生層)で高く、特に女性15〜18歳では約7割にのぼります。
学校生活で、生成AIが勉強や課題の強力なサポーターとなっている様子がうかがえます。
また、全体的に女性のほうが利用率が高い傾向があります。
特に男女差が大きいのは、「相談/アドバイス」です。 女性15〜18歳と女性19〜22歳では半数を超えています。女性23〜24歳でもほぼ半数の人が相談で利用しています。生成AIが便利なだけではなく、とても身近な、頼れる存在になっているようです。
生成AIの利用は「勉強のサポート」や「文章の作成」といった実用的な使い方にとどまらず、「旅行の計画」や「人間関係の悩み」など、私たちの生活のより身近なパートナーとしての役割を深めていくのかもしれませんね。
次回の結果もお楽しみに!
<関連する調査結果>
・若年層の生成AI利用実態(2025年12月期)生成AIの利用率は83%に上昇!学生を中心に「勉強・課題」での活用が拡大
・2026年にがんばりたいこと、高校生・大学生ともに「勉強」が1位!高校生は「友だち・人間関係」「趣味」、大学生は「アルバイト」「自分磨き」が上位
・高校生の7割強が中学入学前にPCデビュー!身につけたいスキルは「入力」「操作効率化」など
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【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~24歳の男女
2026年3月期
実施時期:2026年3月1日~3日
有効回収数:4729サンプル
2025年12月期
実施時期:2025年12月1日~3日
有効回収数:4733サンプル
2025年9月期
実施時期:2025年9月1日~3日
有効回収数:4745サンプル
※回収比率は、[男性]15-18歳:19-22歳:23-24歳:[女性]15-18歳:19-22歳:23-24歳が2:2:1:2:2:1
※本調査は、年齢区分(4年・4年・2年)の長さに準じた均等割り付け(2:2:1)で回収しています。
実際の人口構成比(少子化影響や男女比)とはわずかに異なりますが、経年変化を捉えるための定点観測データとしてそのまま処理しています。
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります
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