全国の15〜69歳の男女を対象に、自宅での防災グッズの用意状況や、食品・飲料を日常的に備蓄する「ローリングストック」の認知・実施状況について調査しました。

main

調査レポート要約
SUMMARY
防災グッズの用意状況
自宅に何らかの防災グッズを「用意している」人は78%。
年代別では50代以上で8割を超え、60代では約9割。

防災グッズで用意しているもの
「懐中電灯・ライト」が50%で全体1位。次いで「飲料水・生活用水」が43%、「乾電池・充電池・モバイルバッテリー」などが続く。

【「ローリングストック」の認知と実施状況
全体の認知率は59%、実施率は17%。
年代が上がるほど、認知率・実施率ともにおおむね高い傾向。

【「ローリングストック」している食品・飲料
ローリングストックを実施している人のうち、約7割が「飲料水」を備蓄しておりトップ。インスタント麺やレトルト食品など、日常でも取り入れやすい食品・飲料が多くストックされている。

◆目次◆

1.防災グッズの用意状況
2.防災グッズで用意しているもの
3.「ローリングストック」の認知と実施状況
4.「ローリングストック」している食品・飲料

1.防災グッズの用意状況

graph1

自宅に防災用のグッズを何か用意しているか、用意している方にはどんなものがあるかを聞きました。

全体では、「用意している」が78%となり、約8割の人が自宅に何らかの防災グッズを用意していることがわかりました。2020年に実施した調査*でも「用意している」が約8割で、今回も同程度の水準となりました。多くの人が日頃から災害への備えをしている様子がうかがえます。
*2020年の調査は、対象年齢が15~59歳のため、今回の調査とは異なります。

年代別にみると、「用意している」割合は50代以上で8割を超え、特に60代では約9割と高い傾向です。
一方、20代では「用意している」が68%と、年代別では最も低い結果となりました。
また、10代・20代では「自宅にあると思うが、どんなものがあるかまでは知らない」が1割前後と他の年代よりも高くなっています。
いざというときに備えて、家族で防災グッズの置き場所や中身を確認する機会を設けてもよいかもしれませんね。

2.防災グッズで用意しているもの

graph2

用意している防災グッズは、全体では「懐中電灯・ライト」が50%で1位となりました。2020年に実施した調査*でも1位となっており、今回も変わらずトップでした。
*2020年の調査は、対象年齢が15~59歳のため、今回の調査とは異なります。

次いで「飲料水・生活用水」が43%、「乾電池・充電池・モバイルバッテリー」、「マスク類」、「ティッシュペーパー・ウェットティッシュ」が40%前後で続きます。
上位には、日常生活でも使うものが並び、普段使いのアイテムを防災グッズとしても用意している様子がうかがえます。

男女別にみると、男女ともに「懐中電灯・ライト」が1位で、男性47%、女性54%でした。男性のTOP3は、全体のTOP3と同じ結果になっています。
一方、女性では「ティッシュペーパー・ウェットティッシュ」が49%で2位となり、「マスク類」や「除菌用品」なども男性の割合を上回りました

男女ともに懐中電灯や飲料水などが上位となる一方、女性では衛生面に関わるアイテムを幅広く備えている傾向がみられました。

3.「ローリングストック」の認知と実施状況

graph3

「ローリングストック」という食品や飲料の備蓄方法を知っているか、知っている方は実施しているかを聞きました。
※「ローリングストック」とは、ふだん使う食品を少し多めに買い置きし、使った分だけ買い足すことで一定量を備蓄する方法です。

全体では、「知っていて、実施している」が17%、「知っていて、実施したいと思っている」が28%、「知っているが、実施する予定はない」が14%でした。これらを合わせた認知率は、59%となり、約6割が「ローリングストック」を知っていることがわかりました。

認知率が約6割であるのに対し、実施率は17%にとどまっています。
一方で、28%は「実施したい」と回答しており、これから始めようと思っている人も多いようです。

年代別にみると、「知らなかった」は10代で61%、20代で54%と半数を超えています。年代が上がるにつれて「知らなかった」の割合は低くなり、50代以上で3割台前半でした。
ローリングストックの認知率や実施率は、年代が上がるほどおおむね高くなる傾向がみられました。

4.「ローリングストック」している食品・飲料

graph4

「ローリングストック」を知っていて、実施している人(全体の17%)に、どのような食品・飲料をストックしているか聞きました。

全体では、「飲料水」が68%で1位となりました。次いで「カップ麺・袋麺などのインスタント麺」が57%、「レトルト食品」が55%と、いずれも半数を超えています。そのほか、「缶詰」、「パスタ・乾麺」が40%台で続きました。

男女別にみると、男女ともにTOP3は全体と同じ結果となりました。
一方、男女で特に差がみられたのは「お菓子」で、女性47%に対し男性24%と、約23ポイントの差がみられました。
そのほか、「お米」で約17ポイント、ランキング外ですが「冷凍食品」でも約15ポイントの差があり、いずれも女性のほうが高い割合でした。
また、「水以外の飲料」は男性ではTOP10圏外、女性では36%で9位にランクインしています。

男女ともに上位には、比較的保存性が高く、日常の食事としても手軽に取り入れられる食品・飲料が並びました。普段から食べるものを優先的に選んでいるようです。


今回の調査では、多くの人が自宅に防災グッズを用意している一方、「ローリングストック」を実施している人は2割弱にとどまることがわかりました。

農林水産省でも、災害時に備えるための家庭での食品備蓄方法として「ローリングストック」を紹介しています。災害への備えとして、防災グッズだけでなく、普段から食べている食品や飲料のストックについても、この機会に家族と一緒に確認してみるのもよいかもしれませんね。


若年からシニアまでの質の良いデータなら、LINEリサーチにおまかせください!

2.white1

【調査について】

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~69歳の男女
実施時期:2026年8月10日~2026年8月12日
有効回収数:1059サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります

【調査データの引用・転載について】

調査データの引用・転載の際は、必ず「出典:LINEリサーチ」と明記いただけますようお願いいたします。引用・転載先がWebページ(メディア/ブログ等)である場合には、該当ブログ記事のURLをリンクしてご掲載ください。

報道関係者様による引用の場合、利用・掲載状況の把握のため報道関係のお客様からのお問い合わせまでご連絡いただけると幸いです。

【LINEリサーチについて】

『リサーチノート』はLINEリサーチが運営する調査メディアです。LINEリサーチでは700万人以上の豊富なモニターによりテーマごとに様々な調査が可能です。スマートフォン調査をお考えの場合は、お気軽にご相談・お問合せください。

5.green2

4.green1